新生活準備リストに防災アイテムを加えよう
東日本大震災から10年の節目を迎え、防災に対する意識が再確認されました。
日本は地震大国であり、首都直下型地震がいつ起こってもおかしくないと言われています。
いざという時のために、準備をしておくことはとても大切です。
しかし、防災グッズを揃えたり、非常用リュックの準備をすることは、つい後回しになりがちです。
4月から新生活が始まり、一人暮らしをする方も多いことでしょう。
新生活を機に、必要なものリストに防災グッズを加えて、準備をしてみてはいかがでしょうか。
最近では、防災グッズに使えるアイテムが100円均一でたくさん販売されています。
今回は、首相官邸のホームページに紹介されている『災害の「備え」チェックリスト』の中から、100均で購入できるアイテム、また災害時に使えそうなアイテムを紹介します。
是非参考にしてみてください!
非常用持ち出し袋に入れたい物とは?!
首相官邸ホームページより
災害時に家の外へ避難する場合、すぐに持ち出せるよう準備しておきたいのが「非常用持ち出し袋」です。
中には水や食料に加え、暗闇や助けを呼ぶ際に使える懐中電灯やホイッスル、更に避難所で数日過ごせる程度の日用品などをなるべくコンパクトにまとめて、玄関などすぐに持ち出せる場所に置いておきます。
今回参考にした『災害の「備え」チェックリスト』を見ると、女性なら約30品目ほど、子供や高齢者がいるご家庭になるとそれ以上のアイテムが必要となり、一度に全て揃えるとなると金銭面でも大変になってきます。
そこで活躍するのが100均です!
約30品目のうちほとんどのものを揃えられ、既に自宅にありそうなものを合わせれば、ホームセンターなどで別途購入するものはほんの数点に限られてきます。
http://202.214.194.138/jp/content/000064513.pdf
100均で購入できるもの
今回は「非常用持ち出し袋」のリストと「女性の備え」にある項目に絞って、セリアとダイソーを中心にチェックしてみました。
・水、食品
ダイソーには食品の販売があり、日持ちするチョコレートやアメ、カロリーメイトなどを購入することができます。
・レインウェア
ポンチョ型やレインコート型などいくつかの種類が販売されているので、一番使いやすそうなものを選ぶとよいでしょう。
・懐中電灯
電池式の場合、電池は入れっぱなしにせず抜いて保管しましょう。
・予備電池、携帯充電
乾電池式の充電器の販売がありました。
・マッチ、ろうそく
セリアには12時間燃焼可能な非常用ローソクの販売があります。
・歯ブラシなどのオーラルケア用品
ダイソーには「歯磨きシート」が販売されています。うがいの必要がないので、歯磨きができない環境でもお口を清潔に保つことができます。
・タオル
セリアにはタブレット型に圧縮されたタオルが販売されています。水につけると膨らんでタオルとして使用できるというものです。サイズの展開もあります。
・ブランケット(季節ものなので販売がない時期があります。)
・筆記用具(油性ペンもあるとよい)
・軍手
あると便利なグッズ
上記で紹介したリストに記載のあるアイテム以外にも、これがあれば絶対便利!と思うアイテムがたくさんありました。
いくつかご紹介します。
・携帯トイレ袋、中が見えないポリ袋
こちらはトラベル用品のコーナーに置いてあります。
長時間のドライブなどの時、どうしてもトイレに行けない場合に役立つものですが、避難の際にもあると安心です。
同時に消臭機能のついた中身が見えないポリ袋も一緒に入れておくとより安心です。
・ウェットティッシュ
身の回りを少しでも清潔に保つために、ウェットティッシュは必須です。お風呂に入れないことも予想されますので、身体を拭きたい時にも使えます。
・給水バッグ
防災用品のコーナーで見つけたのが給水バッグです。避難所などで給水を受ける際に使えます。5リットル入る物、3リットル入る物、また形状にも種類がありましたので、使い勝手が良さそうなものを選びましょう。
・アルミ温熱シート
同じく防災コーナーにあったのが、防寒できるアルミ製のシートです。薄手でかさ張らないので、非常用袋に入れておくのに便利です。
・レジャーシート
避難所などではレジャーシートを敷くことで空間を仕切ることができます。
感染症対策アイテムも忘れずに
コロナ禍の今、しっかり対策できるアイテムも備えておきたいですね。
一時品薄だったマスクやアルコール除菌製品ですが、現在100均では品数がかなり豊富になりました。
防災用にも準備しておきましょう。
◎マスク・・・複数枚準備しましょう。
◎手指消毒用アルコール・・・持ち歩きに便利な小さいボトルのものが販売されています。
◎石けん、ハンドソープ・・・ダイソーには携帯に便利な紙石けんが販売されていました。
100均で購入できなかったもの
『災害の「備え」チェックリスト』の中で100均で購入できなかったものは、
・防災用ヘルメット、防災頭巾
・衣類
・紐なしのズック靴
・携帯ラジオ
・使い捨てカイロ
・体温計
・食品(アルファ米や乾パンなどの非常食)
の7点でした。
自宅にないものはホームセンターなどで購入しておく必要がありそうです。
また、食品類は賞味期限がありますので、半年に1回くらいは確認することが必要です。
ダイソーに売っていた氷砂糖は、賞味期限が約2年後とかなり長い期間の保存が可能でした!
備蓄品も備えておこう
避難所ではなく自宅避難する場合もあります。
水やレトルト食品、カップ麺などは常に自宅にある状態にし、消費したら購入するという風にしておけば、賞味期限切れを起こすことなく管理できます。
また、ガスや電気が使えなくなった時にカセットコンロがあると便利です。
非常用持ち出し袋の中身も、自宅避難時に役立ちそうです!
4月から新生活が始まる方も、そうでない方も、これを機にお住いの地域のハザードマップや避難所を確認し、災害時にどういう行動をとるかを決めておくとともに、防災グッズの準備をして、いざという時に身を守れるようにしておきたいですね。