リモートワークが新しい日常に
新型コロナウイルスの感染拡大にともない、自宅で仕事をする『リモートワーク』が新しい働き方のひとつになりました。
オフィスワークしていたみなさんも、週の数日がリモートワークになったり、ほとんど出社しなくなった方が多いのではないでしょうか。
通勤電車に乗らなくてよい、人との接触が必要最低限で済むということで、リモートワークにはメリットが大きいですよね。
しかし、自宅で仕事をする時間が増えるにつれて、問題点も少しずつ出てきたように思います。
今回は、自宅でのリモートワークで起こりやすい問題を改善する方法をご紹介します。
少しでもみなさんの『おうちオフィス』が快適になればと思いますので、参考にしてみてください!
自宅でのリモートワークで感じる問題点
新型コロナウイルスの感染拡大を抑える方法として、リモートワークは有効な手段であることは間違いなさそうです。
しかし自宅とは、普段自分が生活している空間であり、勤務時間とされている時間ずっと集中力を維持するのは、オフィスにいる時より難しいと感じている方は多いと思います。
みなさんが感じている問題点を挙げてみるとこんな感じではないでしょうか。
・誘惑が多くて集中できない
・疲れやすい
・仕事とプライベートの区別がつきにくい
・時間の管理が難しい
・家族と同居の場合、邪魔が入る
お仕事環境を整えよう
上記の問題点を改善するには、まず仕事をする環境を整えることが必要になりそうです。
仕事をするスペースを決めて、同居する家族がいる場合は家族の理解を得ることも大切です。
①集中できる環境にする
誘惑になりそうなものを見えないところに片づけましょう。
例えばゲームやマンガなどは視界に入らないように箱にしまうなどして隠してしまいます。
スマホは仕事用のみをそばに置き、自身のスマホはすぐに手に取れる場所に置かないようにします。
テレビはつけず、少し音がする方が集中できるのであればラジオをつけるのがオススメです。ラジオは時間ごとに番組が決まっていて、時々時刻も教えてくれるので時間の管理にもつながります。
作業系の仕事の時は音楽を聴きながら行うとはかどりやすく、考えをまとめたりアイデアを考えるなどのクリエイティブな時間は周りの音を無くす方が良いと言われています。
家族の物音や話し声が気になってしまう時は、ノイズキャンセルできるヘッドフォンやイヤホンをすると集中できます。
②疲れに直結する肩こり、腰痛への対策
ローテーブルで作業をするのは、肩や首、腰への負担が大きく体に良くありません。
仕事用に机を用意することができない場合は、ダイニングテーブルを使いましょう。
どうしてもローテーブルで作業をする場合は、疲れにくい低反発のクッションを使ったり、首や肘を支えてくれる座椅子を導入してみましょう。
③一日のスケジュールをたてる
家で仕事をする場合、朝の身支度や通勤時間無しで仕事を始めることができる一方で、どうしてもメリハリをつけることが難しくなってしまいます。
仕事の時間は仕事を、それ以外の時間は自分の時間としてきっちり分ける方法を挙げてみます。
・出社する日と同じモーニングルーティーンを行う。
いつも通りの時間に起床し朝食をとり身支度を整えます。特に部屋着から仕事着に着替えるだけでもスイッチが入ります。仕事前に散歩に出るのもお勧めです。
・お昼休みは時間通りにしっかりとる。
家にいるとどうしてもランチをとる時間がズレてしまったり、短時間で食事を済ませて仕事に取り掛かってしまいがちです。お昼休みは意識的に時間いっぱいとるようにします。
・休憩時間を作る。
どんなに頑張っても集中力を長時間維持するのは大変です。
疲れを感じたら、ハンドドリップでコーヒーを入れてみたり、おやつをお皿に盛って食べるなど、気持ちを切り替える動作をしてみるのが効果的です。
また、近所のコンビニやコーヒーショップまで外出したり、ベランダに出て日光を浴びるなど、外の空気を吸うことも気分転換におすすめです。
・タイムテーブルを作って、タスクと時間を管理。仕事とプライベートを区別。
家で仕事をしていると、どうしても時間に対してルーズになってしまいがちです。
まずは就業時間内に仕事を終えられるように、一日のスケジュールを立てましょう。なるべく残業せず、ダラダラと仕事をしないように意識することが大切です。
同居する家族にもスケジュールを共有しておけば、邪魔が入る心配もありません。
お部屋を改善してみよう
リモートワークが通常の働き方になりつつある今、思い切って仕事用の机や椅子に投資してみるという選択もあります。
オフィスにいれば自然とPC作業に適した机や椅子を使用することができますが、自宅にはそのような環境はありません。
多少の投資を覚悟して環境を整えてみるのも、自宅でのリモートワークを快適にする方法のひとつです。
・小さいダイニングテーブル
特に今までローテーブルを使っていた方は、PC作業と食事を兼用できる小さいダイニングテーブルがあると良いでしょう。
身体への負担が減るだけでなく、作業がはかどるとともに、食事の時の気分も変わっておうち時間がより充実します。
テーブルを広げられるタイプの折り畳み型なら、書類を置くスペースを確保でき、使わない時はコンパクトにできるのでオススメです。
・PCスタンド
PCスタンドを使うと目線が上がるので姿勢が良くなり疲れにくくなります。
ノートPCはどうしても猫背になりがちで、首や肩に負担がかかります。
計量でコンパクトなものも多いので、持ち運びや収納もできて便利です。
・間仕切り、パーテーション
ベッドやソファーが目に入るとついゆっくりしたくなるという方には、部屋に仕切りを置くのがオススメです。
折り畳み式のパーテーションなら使わない時は部屋の端によせておくことができます。
リモートワークの時だけでなく、普段から空間を分けることで生活感を軽減したり友達を家に招くハードルも下がりますよ。
また、リモート会議の背景にも使えるので便利です。
・お仕事グッズ収納ボックス
書類やPCの置き場所を確保して、仕事が終わったら片づける習慣を付けましょう。
ニトリや無印良品のボックスが書類整理に適していますし、ノートPCも一緒にしまうことができます。
・無線LAN中継器
戸建てでもマンションでも、壁や天井を挟んでしまうと自分の部屋にWi-Fiが届かないという経験がある方、多いのではないでしょうか。
Wi-Fiのルーターから作業場所まで距離がある時は、中継器を置くと改善することができます。
大事なリモート会議など、通信がうまくいかないと困りますよね。通信環境を整えることも大切です。
もっと改善したいなら
本格的におうちオフィスを整えたいという方にオススメの機材をご紹介します。
・PCモニター
ノートPCの小さい画面より格段に作業効率が上がりますし、リモート会議等の時にノートPCで資料を見ながら大きなディスプレイで会議に参加するなんてこともできます。
また、目線が上向きになるので姿勢が良くなり疲れにくくなります。
・ゲーミングチェア
一日中PCでの作業をしていると、椅子の大切さがよくわかります。
頭や肘を支えてくれるだけでも、格段に体が楽になり作業がはかどります。
ゲーミングチェアはその名の通り、一日中PCに向かっているプロゲーマーが使う椅子ですが、最近ではユーチューバーや音楽を作る方、家で長時間PC作業をしている方にも多く普及しています。
座り心地は良いですが、見た目も大きさも存在感がすごいので、作業部屋をもっている方や部屋の広さに余裕がある方にオススメです。
ここまで、おうちオフィスを快適にするための方法をご紹介してきましたがいかがでしたか?
一度自分のお部屋やお財布と相談しながら、改善できる点がないかどうか検討してみてはいかがでしょうか。
できることから少しずつ取り入れておうちオフィスが快適になり、作業効率が上がるといいですね。