今こそスッキリ◆写真の整理術
スマートフォンのカメラやデジカメで日常の風景を手軽に撮影できる今、気を抜くとデータの整理に悩んでしまうことになります。
みなさんは定期的に写真の管理を行っていますか?
毎日があわただしく過ぎ去り、どうしても後回しになってしまうといった方も多いのではないでしょうか。
おうち時間が増えた今、スマートフォン・PC・デジカメにたまっている写真や、ばらばらに保管されているプリントした写真をすっきりと整理するチャンスです。
今回は、写真の整理術についてご紹介します。
写真を取捨選択する
まずは、撮影した写真を残しておきたいものだけに選別します。
ブレてしまっている写真や同じような写真、残しておきたくない写真は思い切って削除します。
スマートフォン・PCのデータ・プリントした写真ともに同じ作業をします。
一気に行うのはなかなかハードルが高いので、1日の終わりや週や月ごとにこまめに行うことをおすすめします。
プリントした写真はなかなか捨てるという行為に抵抗があるかと思いますが、可燃ごみとして出すほかに、神社やお寺でのお焚き上げをしてもらうという方法もあります。
みんなのお焚き上げ|人形供養、写真供養、遺品生前整理、お焚き上げ
写真を分類する
スマートフォンやデジカメの写真をPCに取り込む場合、時系列に並べたり、月ごと・イベントごとに分類してフォルダーを分け、一目で分かるようにタイトルを付け直します。
プリントした写真は、アルバムに入れやすいように分類しておきます。
余裕があれば、スキャンをしてデータで保管しておくと安心です。
スキャナーで取り込む方法のほかに、スマートフォンで写真を取り込める「フォトスキャン」といったアプリを利用する方法もあります。
大量の写真がある場合、アルバムごと送付してデータ化して返却してくれるサービスもあるので覚えておいて損はありません。
写真やアルバムのデータ化・デジタル化サービス|ニッポン写真遺産
ビデオや写真をデータ化しスマホやDVDに変換 | 富士フイルム
バックアップをとる
スマートフォン・PCに整理した写真は、必ずバックアップを取ります。
データの消失でせっかくの思い出を失うことのないように、常に「記録メディア」と「クラウドサービス」の両方でこまめにバックアップを取る習慣をつけたいものです。
記録メディア
外付けHDDやCD-R、DVD-R、BD-R、USBメモリなどの記録メディアに記録しておきます。
こちらも永久に保存できるというわけではなく、5年~10年で劣化してしまうというリスクがあります。
2つ以上のものを組み合わせ、数年ごとにデータを移行するというのが理想的です。
BUFFALOが販売している「おもいでばこ」のように、PCがなくてもHDMIにつながるテレビがあれば写真や動画の保存とテレビ鑑賞ができるという製品も出ています。
クラウドサービス
さまざまなオンラインストレージサービスがあり、アカウントを持っていれば、アクセスするだけで同期を行ってくれるサービスがたくさん提供されています。
「Googleフォト」は、サイズは小さくなってしまいますが、無料・容量無制限で写真をPCからもスマートフォンからも簡単に取り込んでくれるので、多くの人が利用しています。
そのほか、「Yahoo!かんたんバックアップ」や、「OneDrive」、「iCloud Drive」、「Dropbox」など、容量の制限がありながらも有料で安全に預かってくれるサービスもあります。
また最近では、写真を検索することができたり、プリントやフォトブックの作成も簡単なアプリがぞくぞくと登場しています。
「ALPACA」「Fueruアルバム」などは、写真の保管が容量無制限なのでおすすめです。
いくつかバックアップをとっておくと、サービスが終了してしまったといった心配も回避できます。
スマホの写真データを無料・無制限で保存。無料で写真プリントもできるサービス - Fueru アルバム
アルバムやフォトブックにする
バックアップをとり、データとして保管するだけでなく、アルバムやフォトブックを作ると、本来の写真としてのメリットが活かされ、本を開くように懐かしく思い返すことができます。
アルバムを作る
アルバムは、各社からいろいろ工夫が凝らされたものが販売されています。
整理方法もさまざまで、スクラップ風にしたり、オリジナルのアルバムを作成する作業も楽しいものです。
OURHOMEのEMIさんが考案したアルバムの保管方法を試してみるのもおすすめです。
まず、Lサイズの写真が1ページに6枚、両面で12枚収納できるアルバムを用意します。
見開き2ページで12枚入るので、それを1か月分とします。
左上の1枚はその月についてのコメントを書いたカードを入れ、残り11枚を厳選してプリントした写真を入れていき、1年に1冊ずつ作るという方法です。
そのほかに残しておきたい写真は、ざっくりアルバムとしてフォトブックを1冊作ります。
コラボレーションした商品として、「かぞくのきろく」、ナカバヤシからは、「Year Photo Album」というアルバムが出ています。
アルバムを同じシリーズでそろえると統一感が出て視覚的にもすっきりした感じになります。
かぞくのきろく-写真整理のWebマガジン-FUJIFILM×OURHOME
フォトブックを作る
1年に1冊、または旅行などのイベントごとに1冊のフォトブックにまとめると、本のようにパラパラとめくりながら思い出を振り返ることができます。
こちらも各社からさまざまな商品が販売されています。
たとえば、富士フィルムからは、映りの良い写真を自動で選んでレイアウトしてくれる「YEAR ALBUM」が出ています。
しまうまプリントは、お手頃価格が魅力で、文庫サイズなら1冊198円から作れます。
アスカネットの「MY BOOK」は、無料編集ソフトを使用し、3ステップで簡単で高品質のフォトブックが完成します。
アルバムと同様、毎年同じサイズと色味に統一すると、並べた時にすっきりとしますよ。
富士フイルムのフォトブック|高品質フォト(写真)アルバムを作成
品質満足度第1位のしまうまプリント|高品質で安いネットプリント専門店
写真の整理術についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ステイホームが続く毎日ですが、せっかく撮った思い出深い写真をきちんと整理、保存していつでも見返せるようにできるいい機会です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。