新しい池袋のランドマーク!「ハレザ池袋」予備知識☆
2020年7月、「ハレザ池袋(Hareza池袋)」がいよいよグランドオープンします。
8つの劇場を中心として、商業施設、シネマコンプレックス、オフィス、公園が 融合する新複合施設です。
豊島区が掲げる「国際アート・カルチャー都市」のシンボルとして文化発信の役割を担い、新しい池袋のランドマークとなる、注目の「ハレザ池袋」について今回はご紹介します。
池袋の街の魅力
池袋は、新宿や渋谷と並ぶ3大副都心の一つです。
一日の乗降者数が246万人と全国3位を誇る、ターミナル駅の「池袋駅」を中心とした巨大都市です。
平日・休日問わず、通勤・通学・観光・ショッピングと、さまざまな目的を持った多くの人々が行きかいます。
ちなみに待ち合わせ場所の定番といえば、渋谷はハチ公前ですが、池袋では「いけふくろう」前となっています。
以前は繁華街のイメージが強かったのですが、豊島区による大胆な改革により、国際アート・カルチャー都市、誰もが主役になれる劇場都市に変わりつつあります。
安心・安全で育児もしやすくなり、最近では住みたい街ランキングでも上位に入るようになってきました。
二大老舗デパートの「西武百貨店」と「東武百貨店」や、「パルコ」、「ルミネ」をはじめとしたファッションビルが駅から直結しており、買い物にもとても便利です。
西口は、「東京芸術劇場」、「立教大学」、「自由学園明日館」といった施設が立ち並び、文化の香りがただよう文教地区となっています。
「池袋ウェストゲートパーク」というドラマの舞台にもなった「池袋西口公園」は、劇場公園「GLOBAL RING」として生まれ変わり、東京芸術劇場とさらに一体化しました。
野外劇場としてクラシックコンサートやダンス、演劇も行われ、駅前をさらに活気づかせています。
一方の東口は、完成当時は東洋一の高さを誇った60階建ての高層ビル「サンシャイン60」、「サンシャイン水族館」や「ナンジャタウン」、「アルパ」などを有する大型商業施設の「サンシャインシティー」があり、多くの人がこちらを目指して歩きます。
そして、「ビックカメラ」や「ヤマダ電機」などの大型電器店も軒を連ねます。
さらに、「アニメイト」をはじめとしたアニメショップが立ち並び、「乙女ロード」と呼ばれる通りもあり、アニメ好きの聖地としても有名です。
また、数年前にリニューアルされた「南池袋公園」には、ひろびろとした芝生が広がり、おしゃれな「Racines FARM to PARK(ラシーヌ ファーム トゥー パーク)」というカフェレストランも併設され、憩いの場となっています。
多彩な顔を持ち、さまざまな人が訪れる個性豊かな街として、今脚光を浴びているのです。
「ハレザ池袋」とはこんなところ
池袋の地を長く見守ってきた、「豊島区旧庁舎」と「豊島公会堂」の跡地に、「ハレザ池袋(Hareza池袋)」が2020年7月にグランドオープンします。
2019年11月には豊島公会堂跡地の「ホール棟」と「としま区民センター」、「中池袋公園」が先行オープンし、すでににぎわいを見せています。
ではそれぞれの棟についてみていきましょう。
ホール棟
4つの劇場で構成されるホール棟は、伝統芸能からYoutube配信まで、さまざまな文化芸術と触れ合える場所となっています。
パークプラザ(1F)
エントランス部分に位置します。
中池袋公園とガラス越しに一体化した大階段状のイベント空間です。
階段上のラウンジと一体的な利用もできるようになっています。
harevutai(ハレブタイ)(1F)
“人生で最高の晴れ舞台の一幕を”をテーマに、未来のアーティストの輩出を目指すライブ会場です。
harevutaiの「v」はvisual(視覚)・voice(音声)、vr(仮想現実)・variety(多様性)、vivid(躍動的)という意味が込められています。
CGライブが出来る透過スクリーン、YouTube配信にも対応した最新のライブ劇場設備が常設されています。
ハレスタ(1・2F)
ニコニコ動画などのサービスを提供するドワンゴが手がける劇場です。
ネットとリアル、バーチャルとリアルが融合した新しい体験型スタジオで、ニコニコ動画の配信も行われます。
「東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)」(2F~8F)
ホール棟のメインホールです。
1300席の客席は舞台と近く臨場感があり、歌舞伎、宝塚歌劇、ミュージカルなどさまざまな公演が開催されます。
フルーツパーラーの「果実園リーベル」もこちらの棟に入っています。
新鮮なフルーツを使用したフルーツパフェやパンケーキなどのスイーツをいただきながらくつろげます。
としま区民センター
ハレザ池袋のエントランスゲートとしての役割と区民の発表の場としての役割を担った棟になっています。
区民センターとして、さまざまな講座やワークショップも行われています。
エントランスゲート(1F)
多国語対応で外国人観光客を案内してくれる、「おもてなし」の場所となっています。
近郊の公演チケットの販売や池袋の街の情報も提供も行われています。
パパママ☆すぽっと(2F)
木のぬくもりに包まれたキッズスペースや、授乳スペースやおむつ替えスペースも充実した、子供と一緒に楽しめる場所となっています。
姉妹都市の秩父市のヒノキの木を使用し、豊島区駒込発祥のソメイヨシノの桜をイメージしたデザインになっているそうです。
トイレ&メイクルーム(2・3F)
豊島区と花王がコラボした、「日本一きれいなトイレ」が誕生しました。
かなりのスペースを確保し、親子で使用できるトイレ、トランスジェンダーの方も使用できるトイレ、コスプレの着替えができるフィッティングルームなど、さまざまなニーズに応えたトイレが並んでいます。
なんとトイレコンシェルジュも常駐しているという、従来の公共施設のトイレのイメージを覆す公衆トイレなのです。
多目的ホール・小ホール(6・8・9F)
出会いと交流の場となる約500人収容の多目的ホールと、ピアノの発表会などの身近な発表の場となる約160人収容の小ホールが設置されています。
表現の場がたくさん設けられていることに豊島区の心意気を感じます。
ハレザタワー(Hareza Tower)
2020年7月にグランドオープンする地上33階、地下2階、高さ約158mの超高層ビルです。
シネコンをはじめとした商業施設とオフィスが入居します。
シネマプラザ(1F)
シネマコンプレックスの玄関口となります。
階段状の半屋外劇場空間となっていて、シネコンと連動したイベントも開催します。
TOHOシネマズ(2F~6F)
TOHOシネマズ(株)による10スクリーン・約1700席の大規模シネマコンプレックスです。
ハリウッド映画から単館系の映画まで幅広いラインナップの作品の上映とともに、コンサートや演劇のライブビューイングも行われる予定となっています。
オフィスフロア(7F~32F)
約500坪の面積と高スペックを備えた、働きやすいオフィスフロアが誕生します。
中池袋公園
8つの劇場空間に囲まれた新たな交流の場としてリニューアルされた公園です。
公園内には、「アニメイトカフェスタンド ハレザ池袋」がオープンしています。
アニメとコラボレーションドリンクをテイクアウトしてのんびりできます。
すぐ近くにアニメイト池袋本店があり、アニメ好きの人たちのコミュニケーションの場所にもなっています。
アニメイトカフェスタンドHareza池袋 (@animatecafe_hrz) | Twitter
イケバス(IKEBUS)でハレザ池袋に行ってみよう!
ハレザ池袋のオープンと同時に、「イケバス(IKEBUS)」が運行開始しました。
最高時速19㎞でのんびり池袋の街を周遊する真っ赤な電気バスです。
幸せの黄色をイメージしたバスが1台が走り、そのバスを見られると幸せになるという噂もあります。
京都丹後鉄道やJR九州の新幹線なども手掛けた水戸岡鋭治氏によるデザインで、外装も内装もとてもかわいらしくポップな雰囲気です。
池袋東口出発のAルートと池袋西口(中央)出発のBルートがあり、池袋の主要なスポットをぐるりとめぐります。
どちらのルートにもハレザ池袋が入っています。
Aルート、Bルートともに20分間隔で運行しているので、街なかでもゆっくり走行する姿をよく見かけます。
池袋がはじめてという方にも、改めて車窓から街並みを見てみたいという方にもおすすめです。
いかがでしたか?
「ハレザ池袋」は、オリンピックが開催されるこの夏、ますます話題に上り、にぎわうことは間違いありません。
斬新な試みを行い、急速に発展している池袋からはこれからも目が離せませんね。
ぜひ足を運んでみてください!