厳選!東京のおいしいパン屋さん
東京には、遠くからでも通ってリピートしたくなるような、魅力あふれたおいしいパン屋さんが数多くあります。
素材の味を活かしたシンプルなパン、創意工夫が凝らされたパンなど、ファンが多い厳選のパン屋さん5軒を今回はご紹介します。
市東製作所(竹ノ塚)
「市東製作所(しとうせいさくじょ)」は、竹ノ塚駅西口より大通りを少し歩いた場所にあるベーカリーです。
グリーンのひさしとかわいい「パン種ちゃん」というキャラクターが描かれたブラックボードが目印です。
店主の市東英司さんは、ギター職人を経て、「パーラー江古田」「SAWAMURA」「カヤバベーカリー」でパン職人として活躍したのちに独立し、2018年にこのお店をオープンしました。
そしてパートナーの真由美さんは、音楽雑誌のお仕事に携わったのち、カフェでの経験を長く積んできたという経歴の持ち主で、主に店頭に立たれています。
その日の気分でセレクトされた、センスのいいBGMにもぜひ耳を傾けてみてくださいね。
店内には通をもうならせるようなハード系のパンから、親しみやすい惣菜パンやスイーツ系のパンまで並び、さまざまなニーズに応えるパンが揃っています。
「ショートニングや添加物は使わず、自分たちが納得できる味のものを出すことと、お客様のご要望に柔軟に対応できるよう意識しています。お気に入りの一品をみつけてもらえたら嬉しいです。」
真摯な思いを込めて作られた、おいしくて体にやさしい、噛みしめるほどに豊かな味わいのパンに魅了される人があとをたちません。
おすすめは、「バゲット」「クロワッサン」「レーズンくるみ」で、バリッとした食感とともに素材本来の味を楽しめます。
店内には、ゆったりと過ごせるイートインスペースもあります。
こちらでは、さまざまな種類のパンをたっぷりと楽しめる「ぱん盛りセット」(600円)がいただけます。
日によって内容が違うので、今日はどんなパンなのだろうとわくわくしますし、お気に入りのパンを見つけるきっかけにもなります。
真由美さんが丁寧に淹れてくれる、こだわりのおいしいコーヒーや紅茶を+100円で味わうこともできます。
市東製作所
東京都足立区伊興本町1-3-22
アクセス:東武伊勢崎線 竹ノ塚駅西口より徒歩約6分
営業時間:水~土曜 10:00~18:00 日曜10:00~14:00
定 休 日 :月・火曜日
https://www.instagram.com/410_seisakujo/
BEAVER BREAD(ビーバー ブレッド)(東日本橋)
「BEAVER BREAD(ビーバーブレッド)」は、問屋街やオフィス、住宅が立ち並ぶ東日本橋の街角にあるベーカリーです。
グレーのタイルの壁とバゲットを抱えたビーバーの看板が目印です。
銀座のフレンチのお店「ブーランジェリーレカン」出身の割田健一さんが手掛けるこのお店は、この界隈にパン屋がないことから10年ほどの構想を経て、「町のパン屋さん」としてオープンしたそうです。
メロンパンやクリームパン、あんぱんやレーズンパンなど、昔から日本人に愛されてきたパンに現代のエッセンスを加え、さまざまなアレンジを施したパンが並んでいます。
「メロンパン」には、レモンの果汁と皮を使用し、「クリームパン+リコッタ」にはカスタードクリームとリコッタチーズを合わせたりと、定番なのに珍しいパンが並びます。
「THEあんぱん」には、ずっしりとした重みの餡が詰まっています。
また、山梨県産の大粒巨峰を使用した「巨峰のレーズンパン」も人気です。
ハード系の「カンパーニュ」や、「サワードゥブレッド」といった食事パンも充実しており、さまざまな側面を持つお店です。
「ブーランジェリーレカン」でも人気の、ずっしりとコーンの甘みがうれしい「コーンブレッド」もラインナップされているのがうれしいです。
BEAVER BREAD(ビーバー ブレッド)
東京都中央区東日本橋3-4-3 1F
アクセス:都営新宿線馬喰横山駅より徒歩3分
営業時間:水~金曜 8:00~19:00 土・日・祝日 8:00~18:00
定 休 日 :月曜・火曜
GREEN THUMB(グリーン サム)(渋谷)
「GREEN THUMB(グリーン サム)」は、渋谷区桜丘のセルリアンタワーの裏手にあるベーカリーです。
代々木八幡にある大人気のベーカリー、「365日」などの運営や飲食店コンサルティングを行う、ウルトラキッチンの杉窪章匡氏が監修しています。
そして、「green bean to bar CHOCOLATE」などを運営する、ロイヤルアーツが手掛けています。
「育てる。愛でる。」がコンセプトで、お店の前にはいっぱいの緑があふれ、小麦やハーブが栽培されています。
そして「365日」よりもちょっと先を行く、近未来的なパンを目指しています。
「GREEN THUMB(グリーン サム)」は直訳すると「緑の親指」ですが、植物を育てるのが上手な人という意味を持つそうです。
店名と同じ商品名の「GREEN THUMB」という8の字になっているパンは、親指をイメージしているそうです。
このパンは、オニオン・シード・セサミの3種類があり、もっちりとして香り豊かです。
サンドイッチにもしてもらえます。
「green bean to bar CHOCOLATE」から毎日届くガナッシュをサンドした「Black Baguette」、オリーブオイルとハーブの風味がよい「フォカッチャ」、世田谷パン祭りの3色パンコンテストを受賞した「2020」、など、60種類ほどのバラエティ豊かなパンが日々並びます。
GREEN THUMB(グリーン サム)
東京都渋谷区桜丘町28-9
アクセス:JR渋谷駅 西口より徒歩5分
営業時間:10:00~19:00
定 休 日 :なし
https://greenthumb.tokyo/#1
Dans Dix ans (ダンディゾン)(吉祥寺)
「Dans Dix ans (ダンディゾン)」は吉祥寺東急裏手の大正通りにあるベーカリーです.
自然体のライフスタイルにファンの多い引田保(ターセン)・引田かおりご夫婦が「gallery feve(ギャラリー フェブ)」とともにオーナーをつとめているお店です。
店名はフランス語で「10年後に」を意味しています。
「毎日食べるパンだからこそ、おいしくて体にやさしい」をコンセプトにしたパンは、厳選した国産小麦が使用されており、じんわりと体にしみいるおいしさです。
ちょっと敷居が高そうなおしゃれな建物の地下一階の扉を、思い切って開けてみましょう。
壁一面に焼きたての食パンが並べられ、ハード系のパンなどは美しくディスプレイされています。
工房はガラス張りになっており、店員さんが丁寧に接客とともに、注文して取ってもらうスタイルとなっています。
よつ葉バター30%+よつ葉牛乳が配合され、リッチな甘みがたまらない「BE30」、豆乳を使用し、もっちりとした「S100」、噛みしめるほどに小麦のおいしさを感じる「バケット・ダンディゾン」など、シンプルで力強いパンが揃っています。
Dans Dix ans (ダンディゾン)
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-2 B1F
アクセス:JR・京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩10分
営業時間:10:00~18:00
定 休 日 :火曜日、水曜日
https://dansdixans.net/
パンのペリカン(田原町)
「パンのペリカン」は、浅草近辺に足を運ぶ際には、ぜひ立ち寄って欲しいベーカリーです。
1942年(昭和17年)創業の老舗のお店で、「毎日食べられる、飽きの来ない味」のパンを日々焼き続けています。
2017年(平成29年)には『74歳のペリカンはパンを売る。』という作品で映画化もされました。
ペリカンで扱っているのは、「食パン」と「コッペパン」の2種類のみです。
その潔さに驚きますが、あえて商品数をしぼり、時代が変わっても変わらない味を提供し続けているそうです。
「食パン」は、ずっしり・もっちりとした生地で、ほのかな甘みがあります。
小麦、バター、水、塩、砂糖とシンプルな材料で作られているので、飽きの来ることのない、毎日食べたい食パンです。
トーストにすると、サクッとふわっと至福のおいしさです。
「ロールパン」は、卵で表面をコーティングしないマットでぎゅっと目の詰まったパンとなっています。
そのまま食べても、軽くトーストしてもおいしく、「また食べたい!」と思わせてくれるロールパンです。
開店の8時には行列が出来て、午後には売り切れてしまい、飛び込みで買えることはなかなかないので、確実に買いたい場合は2~3日前までに電話で予約することをおすすめします。
かわいいロゴマークの入った紙袋を手にした瞬間にはついつい笑顔になってしまいますよ。
近辺には直営の「ペリカンカフェ」があり、おしゃれな雰囲気の店内でペリカンのパンを味わうことができます。
そのほかに、「珈琲アロマ」「FEBRUARY CAFE(フェブラリーカフェ)」「フルーツパーラーゴトウ」など、浅草界隈のさまざまな喫茶店でペリカンのパンを提供しているので、ぜひこちらにも足を運んでみてくださいね。
パンのペリカン
東京都台東区寿4‐7‐4
アクセス:東京メトロ銀座線 田原町駅より徒歩3分
TEL:03-3841-4686 月~土 8:00~17:00
(店頭品切れの場合、閉店時間が早まることがあります。)
営業時間:月~土 8:00~15:30
定 休 日 :日曜日・祝日・特別休業日(夏・年末・年始)
いかがでしたか?
おいしさに太鼓判を押したい、厳選の5軒をご紹介しました。
ぜひ足を運んでみてくださいね。