飲む点滴「甘酒」が身体のなかから元気をチャージ!
正月疲れがなかなかとれないなか仕事や学校がスタートし、テンションが下がりっぱなし……そんなとき、身体のなかから元気をチャージしてくれるのが甘酒です。
「飲む点滴」といわれるほど栄養効果が高いことで知られる甘酒は、スーパーはもちろんコンビニでもよく目にするようになり、エナジードリンクとしてメジャーな存在になりました。
初詣で甘酒がふるまわれることがありますが、美容と健康を意識するなら日常的に摂取するのがおすすめです。
そこでこちらのページでは、甘酒の種類、効能、効果的な飲み方、飲みやすくなるアレンジ方法をご紹介。
今まで甘酒を何気なく飲んでいた方も、この記事を読めば、そのパワーをもっと効果的に得ることができるはずです!
甘酒には、「米麹」と「酒粕」の2種類がある!
甘酒には、米と麹でつくる「米麹甘酒」と、酒粕と砂糖でつくる「酒粕甘酒」の2種類があります。
【米麹甘酒】
蒸した白米を麹菌で発酵させたもので、ビタミン・ミネラルを多く含むため栄養面はもちろん美容にも効果的です。 米のデンプンを糖分に変えているため自然のおいしい甘みを感じることができ、アルコールを含まないので妊婦さんやお子さんも安心して飲むことができます。
日常的に摂取するなら、身体にやさしい米麹甘酒がおすすめです。
【酒粕甘酒】
酒粕を水で溶き、砂糖で甘みを加えたもの。麹菌と酵母の二重発酵なので栄養素は豊富ですが、アルコール分が含まれているのでお酒に弱い方は注意が必要です。砂糖が入っているのでカロリーのとりすぎにも注意しましょう。
米麹甘酒の効果とは?
日常的に摂取することを考えるなら、アルコールが含まれていない自然な甘さが特徴の「米麹」タイプの甘酒がおすすめです。
【消化・吸収をサポート】
麹菌によって分解されたブドウ糖は体内に吸収されやすく、効率よくエネルギーを補給することができます。
胃腸にやさしく、一緒に摂取した栄養分の消化吸収をサポートしてくれる働きもあります。
食欲が落ちているときや、身体が疲れているとき、時間がなくて食事がちゃんととれないときにおすすめです。
【腸内環境を改善】
食物繊維に似た働きをするレジスタントプロテインという成分が含まれているのも、甘酒の大きな特徴のひとつです。
腸内環境を整えてくれる働きがあるので、便秘の予防・解消にも一役。腸内環境が整うことで、免疫力も自然にアップします。
【肌を内側から整える】
ビタミンB1、B2、B6などビタミンB群が豊富な甘酒は、身体の内側から肌を整える働きにも期待できます。
毛細血管の隅々にまで栄養素を届けてくれるので、お肌のコンディションが気になる方は積極的に摂取しましょう。
【リラックス】
甘酒に豊富に含まれているアミノ酸にはリラックス効果があります。ストレスを感じやすい方や、寝つきが良くない方にもおすすめです。
どのタイミングで飲むのが効果的?
美容と健康に◎の甘酒は、基本的にはいつ飲んでもOK!
自分が甘酒にどんな効果を期待しているのかによって、摂取するタイミングを決めましょう。
・ダイエット……満腹感を感じさせるため朝食前がおすすめ
・便秘解消……消化を良くするため朝食後がおすすめ
・エネルギーチャージ……疲れを感じたときはいつでもOK
・リラックス……就寝前に温めて飲むのがおすすめ
甘酒はその名の通り甘くておいしいため、ついつい飲み過ぎてしまいますが、栄養価が高い=エネルギーが高いため摂取し過ぎは禁物です。
200ml飲むと、ご飯お茶碗1杯分くらいのカロリーになると頭にいれておきましょう。
栄養素の吸収スピードがはやいため、血糖値の急な上昇にも注意が必要です。
甘酒をアレンジしてもっとおいしく!
甘酒が身体にいいことは分かったけど、甘さや風味が苦手……なんて方もいるかもしれません。
そんなときは、ちょっとアレンジを加えるだけで飲みやすくなるので下記の方法をお試しください!
- フルーツをミックス
お好きなフルーツをカットして甘酒と一緒にミキサーにかけましょう。フルーツの爽やかな酸味が、甘酒の独特の甘さを緩和してくれます。フルーツが加わったぶん、栄養面もさらにアップ!
- 牛乳や豆乳をミックス
甘酒が苦手なお子さんには、牛乳や豆乳を混ぜてあげましょう。麹の独特の風味が緩和され、飲みやすくなります。
おすすめは、甘酒1に対して、牛乳(豆乳)が2の割合です。寒い季節は、ひと肌程度にあたためてあげるともっとおいしく飲むことができます。
- はちみつ&生姜をミックス
風邪のひきはじめにぜひ試してほしいのが、ジンジャー甘酒。
お好みの分量の生姜汁とはちみつを入れて、やさしくかき混ぜましょう。温めるとさらに美味しさアップ!のどがやさしく潤うのはもちろん、身体の内側からポカポカ温まることができます。
- 料理にミックス
ドリンクとしてだけでなく調味料として甘酒を活用するのもおすすめです。
豚の生姜焼きや、ぶりの照り焼きなどを作るとき、みりんの量を少し減らして甘酒を入れてみましょう。
フレンチトーストのたまご液に加えるのも◎。まろやかな甘さが病みつきになること確実です。
まとめ
正月疲れがなかなかとれない方は、甘酒生活を今からスタート!
寒い季節はもちろん、冷やして飲めば夏バテ対策にもなるので、甘酒を常にストックしておきましょう。
味が苦手……という方は、上記のアレンジレシピを参考にするのはもちろん、お猪口1杯程度からはじめてみるのもおすすめ。継続すれば、効果を実感することができるはずです!