◎ジェルネイルの種類
ジェルネイルってなに?ハードジェルとソフトジェルって何が違うのと、意外とジェルネイルについて詳しく知っている人は少ないです。
サロンに行っても、一からジェルの詳しい説明を受ける機会はなかなか無いです。でも、ジェルネイルが主流の今、少しでも自分が付けているジェルネイルについて知る事で、もっと自分に合うジェルネイルを見つけ、幅広いネイルを楽しむためにもジェルネイルの基本ソフトジェル、ハードジェル、パラジェルについて知っておきましょう。
ジェルネイルとは、ゲル状の樹脂を硬化させて形成するネイルで、UVライトやLEDライトを当てて硬化させます。ジェルネイルには、光を当てると固まる成分が入っています。塗った後にライトを照射して固め、また塗ってライトを当てる事を繰り返すことで形成します。
固めた後は落ちないため、すぐに触る事が可能です。お皿洗いなども時間を待たずに行うことが出来ます。マニキュアのように乾かす必要がないため、煩わしさがなくとても便利です。ほとんどのジェルは3~4週間程度もちが続きます。
1、ソフトジェルとハードジェルの違い
ジェルは主にソフトジェルとハードジェルの2種類に分かられます。それぞれのジェルには特徴があるので、少しでもジェルを知って、サロン選びにも活かてみましょう。
a.ソフトジェルの特徴
・溶剤で溶かしてオフができる
・柔軟性があり、爪に綺麗にフィットする
・柔らかく付け心地が軽い
・ソフトジェルでの長さ出しは出来ない
ソフトジェルはソークオフジェルとも言われます。ハードジェルとの違いはいくつかあり、一番の違いはアセトンと言うオフ液でジェルを溶かしてオフが出来ると言うことです。また、ソフトジェルは柔軟性があり爪にフィットして軽い付け心地が人気となり、今のネイル施術の主流となりました。
しかし、自爪が薄くて柔らかい方はソフトジェルの密着が悪く、剥がれやすい場合もあります。また、長さ出しを出来るほどの硬さはないため、折れた爪を長さ出ししたい場合は、ハードジェルやスカルプを使い長さ出した上にソフトジェルを塗ります。
b.ハードジェルの特徴
・溶かしてオフができないため、削ってオフをします
・ソフトジェルよりも、硬いジェル
・自爪への密着度が高い
・ハードジェルで長さ出しができる
ハードジェルはソフトジェルと違い、オフ液のアセトンで溶けないジェルネイルです。なので、オフをする際にはハードジェルをファイルで削ってオフをします。削ってオフをするので、自爪が多少削れてしまったり、1本ずつ削り取るためオフに時間がかかります。
しかし、ソフトジェルよりも自爪への密着度が高く、ジェルに硬さがあるため生活にも十分耐えられます。ソフトジェルがすぐに剥がれてしまう方はハードジェルに変えることで持ちが良くなる場合もあります。また硬さがあるためジェルでの長さだしも可能です。折れて短くなってしまった爪も、自爪の3分の2程度であれば長さだしが可能です。
◎ソフトジェルにも種類
ソフトジェルの中には、カルジェル、バイオジェルなどさまざまなメーカーがあります。サロンによって扱いも異なり、メーカー名で呼んでいるところもあります。それぞれ個性や特徴が違うので、ご紹介します。
a.カルジェル
サンディング(自爪を削る)不要で自爪を痛めるリスクが少ないです。柔軟性やフィット感があり長持ちするのが特徴です。軽い装着感と薄くて自然な仕上がりのカルジェルは、初心者にもおすすめなソフトジェルです。
水分を通発するためカビが生えにくく、ネイルが浮きづらいのも特徴です。匂いも控えめなため、自然な感じでジェルネイルを楽むことが出来ます。
b.パラジェル
こちらもサンディングが必要ないのでダメージが少ないです。扱いが少し難しいパラジェルは、プロ用のネイル用品に分類されます。発色や色持ちが良いのが特徴です。自爪を傷めないため、安心して使用することができます。
従来は自爪の表面を削ってジェルを密着させるのに対し、パラジェルは爪を保護している表面の膜を削らなくてもよいのが魅力でしょう。吸盤のような作りになっているパラジェルは、爪の上で真空状態を作って密着させます。オフの時も少し隙間が出来るだけで簡単に浮き、爪を傷つけずに落とせます。
しかし、水分を透過しないため、ネイルが浮いた時はオフするか、リペアしないとカビが生える可能性がある事に注意が必要です。
c.バイオジェル
サンディングがほとんど必要なく、自然なつけ心地が特徴です。お手入れも簡単です。
丈夫で長持ちするバイオジェルは、硬さがあるため長さを出す事が可能です。みずみずしく透明感があるバイオジェルは、塗りたてのような艶や質感が1か月近く持続させることが出来ます。
バイオジェルは水分を透過するため、カビの発生率が低いのもメリットです。丈夫で柔軟性があるため、歪んだ爪を強制したり、弱い爪を保護する事も出来ます。
◎健康被害の可能性
アセトン溶液やジェルネイルの施術に使われる化学物質によるアレルギーや、ジェルを硬化させるためのライトに含まれる紫外線による健康被害の可能性は0%とは言い切れません。
また、肌にジェルがついたままライトを当てると、熱が生じてやけどにつながる恐れもがあります。そのほかにも爪にカビが発生するグリーンネイルという症状が起きる可能性もあるので、もし異変を見つけた場合は放置せず、すぐに病院で診察を受けることが大切です。
皮膚の弱い人やアレルギーを持つ人の中には、ジェルネイルで使用される化学物質でアレルギーを起こす場合があります。ひどくなると真っ赤にはれ上がり、水泡のようなものができる場合もあるので、少しでもおかしな点や痒さを感じたらすぐにオフしてネイルを控えるようにしましょう。
人気のジェルネイルには、さまざまな種類があります。それぞれにメリット、デメリットがあるので、自分がやりたいデザインや生活スタイルに合ったものを選ぶのをおすすめします。まずは、爪の状態を確認しながらジェルネイルを楽しみましょう。