心も体もあたたまる♡「温活」をはじめよう!
気温が低くなる秋冬だけでなく、エアコンの効いた場所で過ごす時間の多い春夏も、今や一年中「冷え」で悩む女性が多くなっています。
体が冷えると、体温が下がってしまうことによって、心身ともに不調がみられるようになってきます。
「冷え」で悩んでいる方には、低くなってしまっている体温を適正な温度に上げる、「温活」を始めてみることをおすすめします。
今回は、手軽に取り入れることができる「温活」についてご紹介します。
現代人の体は冷えている
環境や生活習慣の変化によって、日本人の体温は徐々に低下傾向にあり、以前は36.5℃~37℃ほどだった平均体温が、36.2℃ほどとなってしまっており、35℃台の人が急増してしまっているのが現状です。
体温が1℃下がると、免疫力が10%~20%、基礎代謝が30%も低下してしまいます。
この影響で病気になりやすくなってしまったり、太りやすくなったりと体調面や美容面でさまざまな悪影響を及ぼしてしまうことになります。
ぜひ、毎日の生活の中に「温活」を取り入れて、健康的な毎日を送っていきましょう。
足元を温める
温活を行うにあたり、足元を温めることは一番の基本となります。
足は心臓から一番遠い場所なので、とても冷えやすく、この温度差が体に悪影響を及ぼしてしまうのです。
また、ふくらはぎは心臓に血液を戻すポンプの役割を持っているので、冷えてしまうと働きが弱まってしまいます。
「頭寒足熱」という言葉があるとおり、上半身は涼しく、足元は温かくすることが大事です。
夏は素足にサンダルばかりでなく、なるべく靴下を履き、冬はレッグウォーマーやタイツでしっかりと防寒するなどの対策が必要です。
足元を温めることでむくみなどの悩みも軽減されます。
「冷えとり健康法」という健康法では、絹・綿・ウール・麻などの天然素材の靴下を重ね履きすることで足の汗腺から毒出しをする方法を提唱しています。
その健康法を取り入れている方のために冷えとり靴下がぞくぞくと発売されており、かわいいデザインのものがたくさん出ています。
この靴下を生活の中に取り入れて、冷えを解消してみるのもおすすめです。
4つの首を温める
「首・手首・足首」3つの首には、太い静脈が通っており、この部分を温めると血液のめぐりがよくなり、体の末端まで行き届きます。
さらに、4つ目である「お腹のくびれ」の部分には内臓があるので、こちらも冷えは大敵です。
よってこの4つの首を温めることが温活のポイントとなります。
寒い冬には手袋・マフラー・スヌード・腹巻きなどでしっかりと防寒しましょう。
また、夏の冷房から身を守るためにも、ストールやカーディガンを用意しておいて冷やさないようにしましょう。
食習慣で温める
毎日の正しい食習慣も、温活を続けていく中でとても重要です。
なるべく体を冷やさず、温めてくれる食材や調理法、摂取方法を選びたいものです。
まず体温より低い食べ物や飲み物をなるべく避け、体を冷やす食材である生野菜や果物、白米や白砂糖などの精製した食品、お酒やコーヒー、お菓子などの嗜好品はとり過ぎないようにしましょう。
そして、体を温める食材である、雑穀、黒砂糖、赤身の肉や魚、根菜類(ごぼう、にんじんなど)、発酵食品(味噌・ヨーグルト・チーズなど)、海藻類(わかめ・ひじきなど)、豆類(豆腐・大豆製品)・スパイス類(ジンジャー・シナモンなど)を積極的にとっていきましょう。
ゆっくりとよく噛んで味わいながら食べると食べすぎも防止できます。
リラックスタイムの飲み物は、しょうが紅茶や甘酒など体を温めてくれるものを選ぶとよいでしょう。
運動で温める
人の体温の熱発生の4割は筋肉が行っており、筋肉の量が少ないと発熱量が少なく、体温がなかなか上がりません。
女性に冷え性が多いのもそのためだそうです。
筋肉をしっかりとつけてキープしていきたいものですが、それにはやはり運動が効果的です。
ウォーキングやランニング、ヨガやピラティスが有効的ですが、起床後や就寝前の軽いストレッチから始めてみるのもよいでしょう。
入浴で温める
心身ともに疲れを取りながら、体を温めてくれるのが「入浴」です。
シャワーだけで済ませることは極力避けて、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かりましょう。
しっかりと湯船に入る習慣も温活には必須で、大切なポイントとなります。
10分くらいお湯に浸かり、しっかりと汗が出る自分の適温を見つけてみましょう。
体温が1℃上がり、副交感神経が優位になり、安眠にもつながります。
リラックス効果や発汗作用のある入浴剤を入れて、長めの半身浴をするのもおすすめです。
そして、手軽に汗をかくことができる、「足湯」も効果的です。
本を読みながら、ゆったりと室内でも温活ができますよ。
就寝前に温める
睡眠中は徐々に体温が下がっていくのですが、体が冷えていると、熱が内側にこもってしまうので、なかなか寝付けずに安眠が出来ないという状況に陥ってしまいます。
睡眠環境を整え、体を温めてから眠りにつきましょう。
最近、昔懐かしい「湯たんぽ」の人気が高く、かわいいデザインの商品もたくさん出てきています。
じわじわとやさしく温まり、深い眠りにつけるのでおすすめです。
「温活」について今回はご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
手軽に始められることばかりですので、さっそく生活に取り入れてみませんか。
血の巡りを良くし、美しく健康的な日々を過ごしていきましょう!