#衣替えの季節 #ミニマリストの #クローゼット収納事情が知りたい
ショーウインドーはすっかり暖色で彩られ、コートやニットなど、重ね着のおしゃれが楽しめる季節になってきました。
やはりシーズンごとに新しいアイテムを導入したくなりますが、クローゼットが飽和状態になってしまうという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この衣替えの季節に、ミニマリストの方々のクローゼットを参考にして収納を見直してみませんか?
毎朝の服選びが楽しく、ぐんとラクになることは間違いありません。
ミニマリストとは?
「ミニマリスト」とは、「最小限の」という意味の「ミニマル(minimal)」から派生した造語で、「自分にとって最小限のもので暮らす人」のことをいいます。
この言葉は2010年頃から海外で使われるようになりました。
日本では2009年に、やましたひでこさんが著書、「新・片づけ術 断捨離」で、ヨガの行法を応用した「断捨離 ®」を世に広め、日本全体に断捨離ブームを巻き起こしました。
こちらの本でやましたさんは、入ってくる不要なものを断ち、家にある不要なものを捨て、物への執着から離れるという考え方を提唱しました。
大量生産・大量消費が主流となっていた時代において革新的なものでした。
やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離」Powered by Ameba
翌年の2010年には、片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん(通称・こんまり)が、「人生がときめく片づけの魔法」を出版し、ベストセラーとなりました。
本の内容は、自分にとって「ときめき」を感じるものだけを残していくという「こんまりメソッド」を紹介するもので、独自の整理収納法はメディアでも多く取り上げられ、話題になりました。
こんまりさんは、2015年には「TIME」誌の「最も影響力のある100人」に選ばれ、アメリカに在住し、世界で活躍されています。
そして、2011年頃からは日本でも「ミニマリスト」という言葉をちらほらと耳にすることになり、多くのスタイリスト、ブロガーやインスタグラマーまでもが脚光を浴びるようになり、持たない暮らしやシンプルライフを提唱する多くの書籍が刊行されました。
このようなミニマリストの方々の「必要最低限のものだけで豊かに暮らしていく」という考え方を参考に、まずは洋服を厳選してみましょう。
お気に入りだけを厳選したクローゼットにする
「non・no」や「MORE」などのファッション誌で活躍し、30年ものキャリアを誇るスタイリストの地曳いく子さんは、2015年に出版した著書の「服を買うなら捨てなさい」の中で、軽快な切り口で「おしゃれな人ほど少ない服で生きている」と断言しています。
少数精鋭のマイスタイルを構築することを提案しており、この考え方は多くの反響を呼びました。
こんまりさんによる「ときめき」を感じるアイテムだけを残すという考え方にも通じるものがあります。
例えば、自らの経験に基づき、このような提案をしています。
・サイズの合った服、履き心地のいい靴を履く。
・流行に流されず、今の自分に似合う服・気分の上がる服を選ぶ。
・着回しやバリエーションの呪縛から解放され、週3で着られる服を買う。
・定番品を数年ごとにアップデートする。
上記の条件に当てはめていくだけでも、クローゼットの中から不要になったアイテムがごっそりと出てくるはずです。
一年以上着ていない服やサイズアウトしてしまった服、なんとなく似合わなくなってしまった服は、自分なりのルールを決めて思い切って処分をしてしまいましょう。
毎朝、クローゼットを開けて悩む時間が短縮され、気分良く一日のスタートが切れるのではないでしょうか。
ミニマリストのクローゼット収納術
「ときめいて」「使える」ワードロープのみに厳選したら、お気に入りのアイテムを早速クローゼットに収納していきましょう。
・ハンガーを揃える
クリーニングの時に付属していたハンガーや間に合わせのハンガーなどを使用している方も多いのではないでしょうか?
なんとなく統一感が出ませんし、厚みがあると幅をとり、細すぎれば型崩れなどの原因にもなります。
また、いちいちずれ落ちたりするのもストレスになります。
初期費用はかかってしまいますが、使いやすくてスタイリッシュなハンガーに統一してみるというのもおすすめです。
こんな時によく検討される代表なのが「MAWAハンガー」です。
シンプルなフォルムとすべり落ちない工夫で人気です。
各社からさまざまなハンガーが出ているので、最適なものを見つけて揃えていってみましょう。
・吊り下げ収納を利用する
ミニマリストの方々の多くは、クローゼットの隙間を利用した吊り下げ収納を利用しています。
S字フックでバッグを吊るしたり、ポケットのあるホルダーなどを利用して、下着やソックス、ハンカチなどの小物やバッグなどをこちらに入れて、さっと取り出しています。
クローゼット内に余裕があれば、洗濯物を取り込んでそのままかけておくという収納も出来ます。
時短になるのと目につくので服が選びやすくなることから、ミニマリストに限らず多くの人がこの方法を取り入れています。
・クローゼットケースを利用する
たたんで収納する衣類は、クローゼットの下にポリプロピレンのクローゼットケースを置いて収納するというのもミニマリストの方たちがよく行っている方法です。
チェストなどを置くよりも移動やカスタマイズが簡単でおすすめです。
こんまりさんが提唱している、立ててコンパクトに収納できる畳み方を習得してみたり、中の仕切りを利用してみたりとごちゃごちゃにならない工夫をしてみましょう。
見た目もすっきり、少ないスペースで多く収納できますよ。
・シーズンオフのものはボックスへ
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シーズンオフの衣類は、防虫対策をしっかりして、クローゼットの上部などに保管しましょう。
衣類が厳選されていれば、その分、収納のストレスからも解放されますよ。
ミニマリストの方々からヒントを得た、衣類の整理方法やクローゼットの収納についてみてきましたが、いかがでしたでしょうか?
この秋冬はすっきり使いやすいクローゼットにして、手に取ったお気に入りの一着で思う存分におしゃれを楽しんでみませんか?