今、日本国内で着々と店舗数を増やしている話題のコスメブランド、トムフォードビューティ。
早くから注目していたというコスメ好きさんも多いでしょう。
上品な発色と絶妙な色使いのイシャドウパレットは今や不動の人気ですが、メイクアップアイテムだけでなく、スキンケアやボディケアまで幅広い商品が展開されているのをご存知ですか?
今回は、いま大注目のトムフォードビューティについてご紹介していきます。
トムフォードの歴史
まずはトムフォードというブランドの歴史について見ていきましょう。
トムフォードといえば、メンズブランドというイメージがある方も多いのではないでしょうか。
トムフォードはもともとメンズラインのみのブランドとして、2005年に設立されました。
ブランドを作ったのはその名の通り、トムフォード氏です。
1990年からグッチのデザイナーとしてレディースウェアを担当していました。
ちょうどその頃、経営不振に陥っていたグッチでしたが、トムフォードがクリエイティブディレクターに就任すると、それまでのクラシカルなイメージを覆すスタイリッシュでセクシーなデザインで再びグッチの存在を世に知らしめ、業界トップ3にまで復活させました。
その後もイヴ・サンローランのクリエイティブディレクターを兼任するなど手腕を発揮しましたが、2004年に辞任し、2005年に自身のブランドである『トムフォード』を立ち上げました。
始めはメンズファッションのみでしたが、2011年よりレディースラインがスタートしました。
ビューティラインは2006年のフレグランスに始まり、フルラインのコスメを本格的にスタートさせたのは2011年のことです。
トムフォードもトムフォードビューティも新しいブランドではありますが、トムフォード氏のそれまでの功績からすると、短期間で注目を浴びるブランドへと成長した理由がわかります。
『トムフォードビューティ』とは
トムフォード氏は、ビューティは全ての女性が自分らしく輝くための方法と考えています。
それゆえに、アイシャドウやリップなどのカラーアイテムだけでなく、ベースメイクやスキンケア、フレグランス、そしてインナービューティに至るまでトータルで女性の美しさを引き出せるブランドとして、トムフォードビューティを生み出したと言えます。
トムフォードは全てのコスメの開発にも携わり、パッケージのデザインだけでなく、商品ひとつひとつを自分の肌で試すことを大切にしているそうです。
それは、ビューティーラインもまた、自身が確立してきたトムフォードの世界観を表現する重要なアイテムだと考えているからです。
そんなトムフォード氏のこだわりが詰まったアイテムの数々は、手に取るだけでラグジュアリーな気分にさせてくれます。
お値段もそれなりにゴージャスですが、その品質、そして使用感は、思わずいくつも集めてしまいたくなるものばかりです。
トムフォードビューティの人気アイテム
やはり人気はメイクアップアイテムです。
なんと言っても外せないのは、アイシャドウパレット、アイカラークォード(税込10,120円)です。
4つのカラーがセットされているこちらのパレットは17色展開となっており、それぞれのパレットのテーマにあわせて質感の組み合わせが違います。
色を重ねても濁らず、この色とこの色を重ねるとこう発色するんだ!と新しい発見を与えてくれるパレットです。
中でも4Aハネムーンは大人気のカラーです。
ベースとしてもハイライトとしても使えるゴールド、ニュアンスカラーにもメインにも使えるブラウン、温かみのあるバーガンディ、そして締め色となる深いブラウンの4色で、寒くなるこれからの季節にピッタリのカラーです。
4色を一度に使うこともできますが、縦の2色や横の2色など、その日の気分でどのように組み合わせても、簡単に雰囲気のある目元を作れます。
税込1万円超えの高級アイシャドウではありますが、無難なカラーにとどまらず、思わず冒険してみたくなる、そんなパレットです。
更にもう一つ人気を集めているのが、クリーム カラー フォー アイズ(税込5,500円)です。
こちらはジャータイプのパッケージに入ったクリームアイシャドウです。
最も注目のカラーは03スフィンクスです。
一見ゴールドに見えますが、塗ってみると細かいラメがちりばめられていて、光が当たるとゴールドだけでなくピンクやグリーン、オレンジなどに偏光します。
アイシャドウベースにも、もちろんこれ一つでも美しいまぶたを演出できます。
先ほどご紹介したアイカラークォードのハネムーンと組み合わせるのがSNSで話題と
なりました。
リップ部門からは、トム フォード ボーイズ & ガールズ (リップ カラー)(税込4,070円)が人気です。
クラッチバッグにも入る大きさに設計されたミニサイズのリップは、通常サイズよりも手に入れやすい価格です。
注目すべきはカラーの一つ一つにつけられたネーミングです。
トムフォード氏が敬愛するボーイズの名前が付けられているのです。
「ヒロ」というカラーもありますが日本人の名前から付けられたのでしょうか。
塗り心地はとてもクリーミーで、唇へのフィット感もあり、何度も塗りなおしをしなくてももちが良く、ロングラスティングです。
見たままに発色しますが、厚塗りにならず馴染みがとても良いのが特徴です。
とにかくカラーバリエーションが豊富でどの色にするか悩んでしまいます。
じっくりとカウンターに腰を据えて色選びをしたいですね。
トムフォードビューティーについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
2019年10月18日には、限定のグロス10色とフレグランスが発売されます。
自分へのご褒美として、ラグジュアリーなトムフォードの世界を体験してみてはいかがでしょうか。