紫外線についてもう一度おさらい
夏日に迫る様な気温になる日も増えてきて、そろそろ日焼けが気になり始めた方が多いのではないでしょうか。
この夏のUV対策について悩んでいる方もいらっしゃると思います。
5月は紫外線量が最も多い月と言われていますが、春から初夏にかけては体感以上に紫外線が降り注いでいる季節となりますので、早めに紫外線対策を始めることが大切です。
昔と違って、最近は様々なテクスチャーや機能を持った日焼け止めがたくさん発売されています。
ご自分の好みや目的に合った日焼け止めを見つけて、これから始まる紫外線シーズンを乗り切っていきましょう!
まずは紫外線についておさらいしてみましょう。
様々なところで目にする「UV」ですが、ご存じの通りこれは「紫外線」のことで、”Ultra Violet(ウルトラバイオレット)”の略です。
紫外線にはUV-AとUV-Bがあります。
UV-Aは肌を老化させシワやたるみなどの原因となるもので、肌の奥深くにまで届きじわじわとダメージを与えていきます。コラーゲンを破壊してしまうのもこのUV-Aです。
少しずつダメージが蓄積されていくので実感があまりない一方で、UV-Bに比べて約20倍のパワーがあるということで、注意しなくてはならない紫外線と言えます。
また、UV-Aは季節を問わず降り注いでいて、雲や窓ガラスも通り抜けてしまいますので、防ぐには一年中、家の中でも紫外線予防をしておくことが必要となります。
このUV-Aを防ぐには、「PA」の値が高い日焼け止めが効果的です。
現在の国内最高基準のPA値は「PA++++」プラスが4つとなっています。
一方でUV-Bは、短時間で肌にダメージを与えます。
海やプールなどで日焼けをして、赤くなったり水ぶくれになってやけどの様になったりする原因はUV-Bです。
UV-BはUV-Aより降り注ぐ量は少ないのですが、皮膚の表面のDNAや細胞膜を破壊してしまうので、皮膚トラブルの原因になると同時に、メラニン色素を増加させて日焼けによるシミ・そばかすの原因になってしまいます。
このUV-Bを防ぐには「SPF」の値が高いものを選ぶようにしましょう。現在の国内最高基準のSPF値は「SPF50+」となっています。
ただし、SPFとPAは高ければ高いほど良い、という訳ではなく、お肌への負担が増えてしまう場合があります。
日中外にいる時間が長い日は値が高いものを、あまり外出しない日はお肌を休ませるためにも値の緩やかなものを選ぶなどするといいかもしれませんね。
一日の中で最も紫外線の量が増えるのは午前10時~午後2時頃と言われていて、季節はやはり春から夏にかけてが多くなります。
また、標高が高い地域ほど太陽に近くなり、紫外線を遮るチリやホコリも少ないため紫外線の影響を受けやすく、また南に行くほど紫外線量は多くなります。日本で言えば、北海道よりも沖縄の方が紫外線量が多いということです。
また、紫外線は地表から反射しますので、下からの日焼けにも注意しましょう。
日焼け止めアイテムは多種多様!
色々な効果がある商品がたくさん発売されている日焼け止め化粧下地ですが、何を選べばよいのか、悩んでしまうところです。
ご自分の求める効果、肌悩みに合わせて選んでみて下さいね!
◎トーンアップ系
今年よく見かけるのがトーンアップ系の日焼け止めです。
ピンクやパープルのカラーでお肌をワントーン明るく見せてくれたり、透明感を与える効果があります。
・ランコム UVエクスペールトーンアップ ローズ SPF50+・PA++++
こちらは@コスメの化粧下地部門で2位をキープしている人気アイテムです。
日本人が理想とする肌色を目指し開発されたピンク色のクリームでお肌の色をトーンアップするとともに、紫外線や粉塵、汚れた空気からもお肌を守ってくれる働きがあります。
・ラロッシュポゼ UVイデアXLプロテクショントーンアップ SPF50+・PA++++
皮膚科医が勧めるスキンケアで人気のラロッシュポゼですが、こちらも敏感肌の方も安心して使用できるアイテムとなっています。
こっくりとしてテクスチャで保湿もしっかりしてくれて、肌へのフィット感が高いのでどんなファンデーションとも相性が良いのが特徴です。
・スキンアクア トーンアップUVエッセンス
お肌に血色感を与えるピンクと透明感を与えるブルーの両方を叶えてくれるラベンダーカラーの日焼け止めでナチュラルな透明感を演出できます。
赤みも押さえてくれるコントロールカラーの役割も果たしてくれますので、顔が赤くなりやすい方にもおすすめとなっていますし、顔だけでなく首や手にも塗って色白美肌を作ることができます。石鹸で落とせるところも嬉しいポイントですね。
◎皮脂崩れ防止系
・コフレドール 毛穴つるんとカバー化粧もち下地UV SPF50+・PA+++
毛穴の凹凸をカバーして、卵のようなつるんとしたお肌を作るとともに、均一にお肌に密着して皮脂や汗による崩れを防ぎます。
かなり皮脂コントロール力に優れているアイテムですので、オイリー肌さんにお勧めです。部分的にオイリーになってしまう方は、目元口元は避け、気になる部分にだけ塗るなどの工夫をすると乾燥を感じにくくなりますよ。
・アクセーヌ スーパーサンシールド ブライトヴェール SPF50+・PA++++
UVカット効果が最高値なのに使い心地が良く、トーンアップ効果もありながら着けたてのお肌が一日中続きます。
しっとりとした潤いが続きバリア機能をサポートしてくれます。
ウォータープルーフなのに普通のクレンジングで落とせるのも手に取りやすいポイントですね。
◎多機能系
・アスタリフト D-UVソリューション
ディープ紫外線をカットしてくれる、化粧下地にもなる美容液です。
日焼け止めを塗っていても表情などで肌が動くことによって起きてしまう地割れから紫外線が入り込んでしまい、シミ・シワの原因になることに着目し、お肌の動きに合わせて伸縮するようになっているので、鉄壁のUV対策ができるというものです。
また、美容液成分もたっぷり配合されているので、つけている間中スキンケアもできます。
・ナチュラグラッセ メイクアップ クリームN SPF44 PA+++
ナチュラルコスメで人気のナチュラグラッセですが、こちらは化粧下地・ファンデーション・日焼け止め・保湿美容液・ブルーライトカットの5つの機能を持ったクリームで、もともと綺麗なお肌であるかのような仕上がりになります。
シャンパンベージュとナチュラルベージュの2色展開で、CCクリームとしても使えます。
メイクの上からOKのUVカットアイテム
メイク直しの時に日焼け止め効果が持続しているのか気になったり、日焼け止めを塗り直したいなぁと思うことがありませんか?
そんな時に活躍してくれるのが、日焼け止め成分が入ったパウダー、そしてスプレーです。
特にスプレーは、髪にも使えるものが多いので、知らず知らずに紫外線ダメージを受けている頭皮やヘアへの対策ができる万能アイテムです。
小さいスプレー缶で販売されていることが多いので、バッグに一つ入れておくと安心ですよ。
・タイムシークレット ミネラルプレストパウダー SPF50+・PA+++
ベースメイクで定評のあるタイムシークレットのプレストパウダーは、微細なパウダーで毛穴をカバー、カバー力も高く、長時間サラサラなお肌をキープしてくれます。
SPF50+ PA+++入っているので、UVカット対策もバッチリです。
メイク直しに活躍してくれるアイテムとなっています。
・ラロッシュポゼ UVイデア XL プロテクションミスト SPF50・PA++++
ミストが細かく、均一にムラなく吹きかけられるとともに、ベタつきもなく、服に着いても白くなりません。敏感肌の方にも優しい処方でメイク直しにも重宝するアイテムとなっています。
唇のUVケアも忘れずに
意外と忘れがちなのが唇へのUV対策です。
SPFが入っているリップクリームを仕込んで、しっかりと紫外線をカットしていきましょう。
・ニベア ディープモイスチャーリップ 無香料 SPF20・PA++
安心のニベアからもUVカット効果のあるリップクリームが出ています。
他のメーカーからもUVカットができるリップクリームが意外とたくさん発売されていますので、手持ちのリップクリームを一度確認してみると知らず知らずに持っていたということもあるかもしれませんよ。
・オルビス リップサンスクリーン(R) SPF22・PA++
・Koh Gen Do UVリップトリートメント SPF16・PA+
UVカット効果もあり、ほんのり唇の色を整えてくれる効果もあり、うるおい効果もあるという万能アイテムです。
一つ持っておくと安心かもしれませんね。
紫外線やUVカットアイテムについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今年の日焼け止めアイテム選びの参考にしていただければと思います!