春になると肌が敏感になる、というお悩みはないですか?それ理由は、冬の乾燥でバリア機能が低下した肌に、花粉や黄砂といったアレルギー物質が肌を刺激し、ダメージを受けるからです。そんなゆらぎ肌を解決するポイントが、「バリア機能を整えること」です。保湿力のあるアイテムや敏感肌向けのアイテムを選び、健康的な肌へと導きましょう。
そこで、おすすめなのがオーガニックコスメです。最近では赤ちゃんの肌に触れても大丈夫なほど安心して使える商品も出てきています。今回は、オーガニックコスメの正しい選び方・人気コスメ・使用する際の注意点をご紹介していきます。
オーガニックコスメとは
日本でのオーガニックコスメの明確な基準はありません。それゆえ、有機栽培(化学肥料・遺伝子操作をしない農法)で作られた植物が1つでも入っていればオーガニックコスメといえます。
その理由として、日本にはオーガニック原料そのものが少ないという現状があります。そして、メーカーや団体によって判断基準が異なる商品が「オーガニックコスメ」として私たちの身近で販売されているのです。では、オーガニックコスメを選ぶポイントは、どのようなものがあるのでしょうか。
正しい選び方
◆JOCA(日本オーガニックコスメ協会)が推奨している
JOCAは、2007年に環境NGO(アイシスガイアネット)によって設立された一般社団法人です。こちらの推奨品は、
- 完成品は、天然成分100%
- 防腐剤や合成界面活性剤は使わず天然成分を使用すること
- 石油の合成成分などの溶剤の使用をしないこと
- 工場内の環境が合成溶剤などによって汚染されていないこと
などをクリアすることが求められています。(一部抜粋)
(引用:日本オーガニックコスメ協会 海外・国産オーガニックコスメ|人と地球に優しいオーガニックライフ>オーガニック生活便【本店】)
厳密な基準と製造環境で作られているので、安心して使うことが出来ます。
◆海外のオーガニック認証機関での認定を受けている
国際的なオーガニック認証機関には、USDA(アメリカ)、HOFA(ハワイ)、BDIH(ドイツ)、エココントロール(ドイツ)、ECOCERT(フランス)等の団体があり、それぞれが厳しい基準のもとでオーガニック認定を受けています。
海外ブランドを購入する際は、これらの認証機関からの認定を受けているかどうかを確認してみましょう。
◆避けたい成分
合成界面活性剤(ステアリン酸~、ラウリル~など)、合成防腐剤(パラベン、安息香酸Naなど)、鉱物油、パラフィン、合成色素、合成香料、合成ポリマー、有機溶剤、などがあります。
オススメのオーガニックコスメ
1.ヒーリングローション/ネオナチュラル
有機農場産のヘチマ水や、沖縄月桃をベースに和漢生薬等をブレンドし、水を一切加えずに作った100%自然成分の化粧水です。適度なしっとり感があり、年間通して使えます。また、顔だけでなく乾燥しがちな頭皮やボディなど、安心して全身につけられるのも嬉しいポイントです。
HP:
ラーネオナチュラル ヒーリングローション 国産オーガニックコスメ ネオナチュラル [公式]
2.サンスクリーン モイスチャライザー(タンジェリン&バニラ)/バジャー
アメリカ発のオーガニックコスメで、化学薬品を一切使わずすべての製品が天然100%です。最も厳しいUSDAオーガニック認証を受けています。
こちらの日焼け止めは、固めのテクスチャーなので手のひらでなじませてから顔につけるタイプ。ウォータープルーフなので汗にも強く塗りなおす必要がないので、アウトドアにはもってこいですね。また、パッケージがユニークなアナグマで、思わず自慢したくなる可愛さです。
日本語販売HP:
オーガニック生活便:サンスクリーン モイスチャライザー (SPF30) タンジェリン&バニラ バジャー
3.ボディミルク/華密恋
1982年に長野県の自社農園と国内の契約農家で無農薬で作られたカミツレのみを使用してつくられた製品を販売しています。これからの季節、オイル系だとべたついて重いという方も多いのではないでしょうか。そこでおススメなのが、塗った後はサラッとしているこちらのボディミルクです。オールシーズン使える伸びの良いみずみずしさで、なめらかで柔らかな肌を実現させてくれます。
HP:
番外編:こんなものまでオーガニック?!
ナチュラルネイルカラー/ロゴナ
ドイツ発ナチュラルコスメの「ロゴナ」が発売したのは、世界初の石油系合成成分を一切使用しないマニキュアです。ベースは、天然樹脂「セラック」と小麦由来アルコールを使用しています。何より嬉しいのは、あの独特の刺激臭がしないことです。爪への圧迫感もなく、弱った爪も優しくケアしてくれます。
使用するときの注意点
防腐剤や添加物が含まれていないということは、使用期限が他の化粧品に比べれば短くなるということです。よって、開封したら2~3カ月以内に使い切るのがおススメです。商品によっては、使用期限が書かれているものもあるので、説明書や箱、本体の裏側などをチェックしてみてください。また、自分で判断ができない場合は、メーカーか販売店に問い合わせるといいでしょう。
まとめ
オーガニックコスメについてご紹介しましたが、気になるものはありましたか?直接肌につけるものだからこそ、成分をきちんと判断した上で、安全性の高い製品をしっかり選びたいですよね。素肌美人を目指して活用していきたいものです。