ブックカフェで豊かな時間を過ごそう
コーヒーを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせるブックカフェの人気が高まり、全国各地に続々とオープンしています。
独自のコンセプトを持ったお店が多く、新たな本との出会いが期待できます。
また、イベントやトークショーが開催され、本好きの仲間とコミュニケーションが取れるといった楽しみも用意されています。
そんなたくさんの魅力を持つ、ブックカフェに、一度足を運んでみませんか?
今回は、都内で人気のブックカフェをご紹介します。
BUNDAN COFFEE & BEER (駒場東大前)
BUNDAN COFFEE & BEER(ブンダン)は、駒場東大前駅から徒歩7分、駒場公園内の日本近代文学館にあるブックカフェです。
さまざまな分野でクリエイティブ活動を行う、「東京ピストル」が手がけていることで有名です。
日本近代文学館は、近代文学の資料を保存している日本初の近代文学総合資料館です。
高見順、小田切進ら文学者・研究者が文学資料を収集・保存する施設の必要性を訴えたことにより、1967年に開館しました。
50年以上の歴史を持つ建物にこのような斬新なカフェがあることに驚かされます。
店内の壁の本棚には、日本文学の名作からサブカルチャーの分野の本や古い雑誌まで、幅広く二万冊程の蔵書がぎっしりと揃っています。
喫茶や食事を楽しみながら、手に取ってゆっくりと読むことができます。
こちらのお店ではうれしいことに、作家が愛したメニューや、作品の中に登場したり、タイトルにちなんだメニューを楽しむことができます。
こちらは、宇野千代が著書「私の作ったお惣菜」に書いていた、そぼろカレーです。
そしてこちらは、梶井基次郎の「檸檬」にちなんだ檸檬パフェです。
さわやかな酸味が心地よいです。
文学とともに、本を片手に食の楽しみも味わえる素敵なカフェです。
近代文学館の展示や、駒場公園内の、国の重要文化財にも指定されている、旧前田家本邸もぜひ訪れてみてください。
BUNDAN COFFEE & BEER
東京都目黒区駒場4-3-55 日本近代文学館
9:30~16:20(L.O.15:50)
定休日: 日曜・月曜・第4木曜
http://bundan.net/
ROUTE BOOKS (上野)
ROUTE BOOKS(ルートブックス)は、上野駅(JR入谷口)から徒歩約4分ほどの東上野の住宅街にあります。
メッキ工場をリノベーションした古いビルの1階にある、本・植物・雑貨のお店です。
数々のリノベーション物件を手がける「ゆくい堂」という工務店が手掛けており、道を挟んで向かい側には広々とした作業場が見えます。
入口には店頭や店内にはいきいきとしたグリーンがいっぱいで、アンティークの家具が置かれ、レシピ本・写真集などセンスの良いセレクトの本が置かれており、購入もできます。
素敵な食器などの生活雑貨や新鮮な野菜なども並んでいて、宝物探しができるような空間です。
コーヒーや焼き菓子、またはビールとともに、目にやさしいグリーンを楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
こちらのビルには、ギャラリーやレンタルスペースもあり、ワークショップに参加できたり、写真展やライブなどさまざまな催しが行われています。
廃材をリメイクした家具やアンティーク家具、グリーンの購入もできます。
お気に入りを見つけに足を運んでみませんか?
ROUTE BOOKS(ルートブックス)
東京都台東区東上野4-14-3 Route Common 1F
12:00~21:00
定休日:不定休
https://route-books.com/
二子玉川 蔦屋家電 (二子玉川)
二子玉川 蔦屋家電は、二子玉川駅から徒歩4分の二子玉川ライズにある書店一体型の家電店です。
「ライフスタイルを買う家電店」として、最先端からクラシックなものまで家電を取り扱うほかに、幅広い分野の本や雑貨などを取り扱っています。
そして、併設のカフェで購入したドリンクを持ち込んでくつろぎながら商品を選べるという画期的な試みを行っています。
ライフスタイルのイメージを想起させる本や、「私らしく」生きるための本がテーマ別に置かれており、コンシェルジュに相談もできます。
1階には、食や人文、ワークスタイル、デザインに関する本がずらりと並んでいます。
こんな暮らしがしてみたいというイメージが膨らみ、欲しい家電もセレクトしやすくなります。
2階は、「私」の内面も外見も磨かれるような本でいっぱいの空間となっています。
ファッション、インテリア、旅行などの分野です。
また、絵本や幼児書のコーナーもあり、とにかくたくさんの蔵書から自分にぴったりの一冊をじっくり吟味できます。
ソファーでスタバのコーヒーを飲みながらグリーンの多い空間でゆっくりと至福のひと時を過ごせます。
さまざまなトークショーなどの催しも行われているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
二子玉川 蔦屋家電
東京都世田谷区玉川1-14-1
二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット
1F 2F 家電売場 9時30分~21時00分(1F音楽、文具フロアのみ~22時30分まで)
1F 2F BOOK売場 9時30分~22時30分
定休日:店舗により異なる
https://store.tsite.jp/futakotamagawa/
本と珈琲 梟書茶房(池袋)
本と珈琲梟書茶房は、池袋駅に直結するEsola池袋の4階にあるブックカフェです。
有名カフェチェーンのドトールコーヒーと、センスの良い選書で名高い、神楽坂のかもめブックスの代表の柳下恭平氏がコラボレートしたお店です。
店名の梟には3つの意味があります。
①池袋(ふくろ(う))にある。
②販売する本がすべて袋(ふくろ(う))とじの本屋である。
③「かもめブックス」のような親しみを込めた「ふくろう」という鳥の名前である。
さらに、本を愉しむ「書房」、珈琲を愉しむ「茶房」をあわせ、「梟書茶房(ふくろうしょさぼう)」となりました。
3000冊の書籍のうち、販売している2000冊の書籍は、オリジナルブックカバーで袋とじにされています。
シークレットブックとなっており、新しい運命の一冊と出会える楽しみがあります。
「珈琲と食事を楽しむ」「読書と珈琲を楽しむ」「物思いに耽る」「お喋りする」の4つのテーマで空間デザインされている客席は、あらゆるシーンで利用できます。
日本スペシャルティコーヒー協会副会長でもある、ドトールコーヒー取締役の菅野眞博氏が開発した、梟(フクロウ)ブレンドは、グアテマラをメインにした深煎りコーヒーで、サイフォンで一杯ずつ丁寧に淹れられます。
本の形をしたユニークなBOOKシフォンとよく合います。
本と珈琲 梟書茶房(フクロウショサボウ)
東京都豊島区西池袋1-12-1
Esola(エソラ)池袋 4F
10:30~22:00(L.O.21:30)
定休日:なし
https://www.doutor.co.jp/fukuro/
いかがでしたか?
今回は都内で人気のブックカフェをご紹介しましたが、あなたの住む街の近くにもコーヒーの香りと本に囲まれる素敵な空間を見つけられるかもしれません。
ぜひ、足を運んでみてくださいね。