今回は、UGG AUSTRALIA(アグ オーストラリア)※以降UGG®表記についてのご紹介です。
米国の会社、デッカーズ・コーポレーションによって所有されているブランドです。
クラシックなシープスキンブーツが有名ですが、シューズ、サンダル、
ウエッジス、スリッパース、ニットウエア、
アウターウエア及びハンドバッグと幅広く展開しています。
ブランドの誕生を始め、なぜこんなにも愛されるのか、
UGG®の歴史とともに魅力をご紹介していきます。
UGG®(アグ)のあゆみ
ブランドの誕生から現在までのあゆみを沿革にまとめてみました。
着実にあゆみを進めるUGG®はこれまで、
私たちがワクワクするようなチャレンジを多数手がけています。
まずはUGG®の歴史とともに、その魅力もご覧ください!
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1978年
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❖ブランドの誕生
UGG®を立ち上げたのは、若きオーストラリア人サーファー、
Brian Smith(ブライアン・スミス)です。
彼は、南カリフォルニアのビーチで“UGG®ブランド”を立ち上げました。
シープスキンに強い愛情を持っており、
いつか世界の人々とその愛情を共有する日が来ると確信していたからです。
その後、USサーフマーケットにおけるシープスキンブーツの地盤を確立しました。
以来、UGGは短期的サーフブランドではなく、
彼が愛した“シープスキン”をラグジュアリーなシープスキンフットウエアの
世界的なブランドへと導き、人気ブランドとして確立しました。
❖代表製品であるブーツについて
代表製品であるブーツについいて少し説明します。
シープスキンブーツのスタイルを考案したのは、シェーン・ステッドマンです。
彼はオーストラリアの冷たい海でサーフィンをするために、
暖かいブーツをデザインしました。
UGG®のブーツに使われるシープスキンは、
表面がスエード、裏面がウールのフリースの2面となっています。
羊の毛皮は多孔質(表面に細かい穴がたくさん開いている)ため、
夏は涼しさを保ち、冬は暖かいのです。
彼は、ブランド立上げ前の1971年にオーストラリアでUGH-BOOTSを商標登録し、1982年にUGHの商標を登録しました。
そして、1978年ブランド立上げたブライアン・スミスが、
オーストラリア製のシープスキンブーツを米国に持ちこみ、
ニューヨークとカリフォルニアで売り出したのです。
こうして米国でフットウエアメーカー、UGG®を立ち上げました。
UGG®のフットウエアは、
瞬く間にカリフォルニアのサーファーとハリウッドのセレブに人気を集めました。
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1979年
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❖海辺のクラシック・スタイル
1980年代半ばには、ゆったりとした南カリフォルニアのカルチャーの象徴として、
カリフォルニア沿岸のあちこちにあるサーフショップで
人気を集めるようになりました。
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1985年―1987年
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1985年にスミスはUGG®のロゴを米国で登録申請し、1987年に登録されます。
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1995年―1996年
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1995年、米国のフットウエアメーカー、
デッカーズ・アウトドア・コーポレーションが
1,500万ドルでUGGホールディングを買収します。
翌1996年にはシェーン・ステッドマンも、
譲渡金額1万ポンドと、生涯UGG®のブーツを年3足貰うことを条件に、
オーストラリアでのUGH商標をデッカーズに売却しました。
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2000年―2003年
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❖オプラの「FAVORITE THINGS」で新たな旋風の到来
2000年―2003年、パステルブルーとピンクのブーツが誕生しました。
ブランドを象徴するブーツが初めてパステルカラーで登場したのです。
これが米国の人気司会者・オプラ・ウィンフリーの
「Favorite Things」で特集されたことで、再ヒットします。
この爽やかなカラーは瞬く間に成功を収め、ブランドの人気は爆発的に高まりました。
そこでUGGは、彼女の番組のスタジオ観覧者に350足のブーツを贈呈しました。
❖ハイファッションへ向けて
2000年代初期、ニューヨークのファッション業界に旋風を巻き起こしたUGG®は、
これまで代表製品としていた“靴”から、アイテムを拡大していきます。
ブーツやスリッパのみならず、
ヴォーグ誌の紙面を彩るような
スタイリッシュなラグジュアリアイテムも手がけるブランドへと進化していきます。
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2006年
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❖ソーホー(ニューヨーク)で初のブランド直営店を出店
2006年、世界のファッションの中心地であるソーホーに
ブランド初の直営店をオープンし、その名を刻みました。
ニューヨークに構えたブランド初の主力店舗は、
UGG®ファンにブランド存在感をしっかりと示し、
商品をフルラインナップで提供できる理想的な場所でした。
❖海外進出の第一歩は、日本初出店
2006年、日本に表参道ヒルズ店をオープンし、海外進出の第一歩を踏み出しました。
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2008年
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❖中国初出店
2008年、中国に北京SOLANA店をオープンします。
これを皮切りに、現在では中国国内の45店舗で商品を販売しています。
❖ロンドン初出店
2008年、ロンドンにウェストフィールド店とコベントガーデン店をオープンし、
さらなる海外進出を果たしました。
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2009年
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❖ジミー チュウとのコラボレーション
2009年、ジミー チュウとタッグを組み斬新なカプセル・コレクションを発表し、
ファッション業界に新風を吹き込みます。
「ジミー チュウ以外で持っているフットウェアは、
本当にUGG®だけなんです。」
- ジミー チュウ創始者兼元チーフ・クリエイティブ・オフィサー、タマラ・メロン、OBE(大英帝国四等勲士)
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2010年
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❖スワロフスキーとのコラボレーション
2010年、その輝きで評判の高いSwarovski Elements®とコラボレーションを組み、
極上のきらめきを放つクリスタルを使った
カスタムデザインのシューズを発表しました。
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2011年
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❖NFLプレイヤーのトム・ブレイディがチームの一員に
2011年、花形クォーターバック、
トム・ブレイディ選手とパートナーシップを結びました。
2000年代から現在にかけてのNFLを代表する選手の一人です。
「私たちが生み出すあらゆる商品の根底にある、
スタイリッシュでカジュアルな姿勢を体現する彼は、
フィールド上で司令塔を担うだけでなく、
フィールド外でもファッションアイコンとして活躍しています。」
-デッカーズ ブランズ取締役会長兼最高経営責任者 アンヘル・マルティネス
❖MADE IN ITALY
2011年、イタリアの伝統的な靴職人の技術とシープスキンの
贅沢な感触を融合させUGG®コレクションを発表すると、
ハイファッションの世界へ進出しました。
「ハイファッションに向けたコレクションを展開すると決めた時、
私たちがインスピレーションを求めて真っ先に目を向けたのが、イタリアでした。」
- UGG®ブランド バイス・プレジデント/
クリエイティブ・ディレクター リア・ラーソン
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2012年
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❖a first for men :FOR MENデビュー
2012年、ニューヨークの5番街にUGG® for Menの1号店をオープンしました。
❖パリ初出店
2012年、パリのマレ地区に店舗をオープンします。
日本、中国、イギリスと拡大を続けるUGG®の世界にフランスが加わりました。
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2013年
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❖HOME Collectionデビュー
2013年、UGG®ならではの心地よさと、
贅沢なディテールを調和させた “ホームコレクション” が登場しました。
ファッションを超えた提案への挑戦です。
「長年に渡りUGG®をご愛用頂いているお客様は、
UGG®のブーツやスリッパに足を入れた瞬間、
安堵感と心地良さが混じり合った、
言葉では言い表せないような感覚を覚えるとおっしゃいます。
その贅沢な心地良さを、
ご自宅でもご体感頂けるホームコレクションとして形にしました。」
- UGG®ブランド プレジデント、コニー・リシュウェイン
❖極上の柔らかさ
2013年秋、シンプルなラグジュアリを追究した ”ラウンジウェア” を発売しました。
まさにコンフォートの理想を追求したウェアです。
UGG®の伝統を忠実に守りながらも、贅沢なシルエットを通じ、
思わず頬ずりをしたくなるような感触と、
美しさを引き立てるフィット感が融合しています。
❖35年のものづくり
2013年9月、米国に登場してから35周年を迎えたUGG®は、
この大きな節目を記念し'78カプセル・コレクションを発表するとともに、
70年代のサーフカルチャーにフィーチャーしたイベントを全世界で展開しました。
❖UGG BY YOU
2013年秋、自分だけのオリジナルフットウェアをカスタマイズできる
「UGG By You」がスタートしました。
11,000以上に及ぶ色の組み合わせの他、スワロフスキーのクリスタルやモノグラム、
チャーム、色鮮やかなリボンといったカスタマイズができるプログラムは、
現在まで人気を集めています。
❖Twinsole
2013年に登場したTwinsole™は、
幅広いシーンで活躍する2種類の取り換え可能なインソールです。
クッション性に優れた従来のインソールと、
贅沢なウールのインソールから構成されています。
気候やお好みにあわせて選ぶことができ、
UGG®ならではの快適さを2wayでお楽しむことができます。
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2014年
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❖MADE IN AMERICA
2014年秋に登場したMade in America Collectionは、
米国の本物のクラフトマンシップを極めたコレクションです。
上質な作りと、米国のみで調達した高級素材を特長としています。
❖I HEART UGG
2014年秋に登場した「I HEART UGG」には、
次世代のストリート・スタイルのスターたちに向けて、
ガーリーで華やかなラインナップが登場です。
日々成長するファッショニスタのハートをつかんでいます。
「私たちは、この世代のお客様に向けたアイテムをお届けしたかったのです。
UGGラインとは明らかに異なるものの、UGGのDNAを受け継いだスタイルは、
彼女たちに独自のアイデンティティーをもたらすでしょう。」
- UGG®ブランド プレジデント、コニー・リシュウェイン
❖This is UGG
2014年秋、新たなブランドキャンペーン「This is UGG」をスタートしました。
人生において、私たちは華々しい瞬間を求めがちです。
それは、現状を永遠に変えるような瞬間や、
大いなる飛躍、素晴らしい冒険といったものです。
しかし、本当の人生は、もっとささいな瞬間に生まれます。
「This is UGG」は、私たちの人生における、
そんなかけがえのない一瞬をテーマにしたストーリーなのです。
UGGのシープスキン
❖MATERIALS and CRAFTSMANSHIP
ブランド設立以来、世界最高水準のクラフトマンシップを誇り、
他にはない心地よさをもたらす上質な素材を使用してきました。
グレードAのツインフェイスシープスキンから
ラグジュアリかつソフトな天然ウールまで、
非常に高品質な素材をすべて慎重に厳選し、丁寧に仕上げ、
他では経験できない心地よさを届けています。
シープスキンの調達には特に注意を払い、食肉産業の副産物に限られています。
❖シープスキンとは?
牛皮になめし加工を施したレザーと同様、
シープスキンは羊の皮になめし加工を施したものです。
ブランド自ら羊を飼育しているのではなく、
皮革加工業者からシープスキンを仕入れているのです。
牧羊業者には、羊毛用の羊を飼育する業者と
食肉用の羊を飼育する業者の2種類があります。
UGG®は食肉産業のために飼育された羊のシープスキンを使用しています。
食肉業の羊は牧羊業者によって、主に食肉用として飼育されています。
UGG®が使用するシープスキンは、そのような食肉用として飼育された羊の副産物で、
これ以外の皮の使用はしていません。
またUGG®は、ウサギの取り扱われ方に配慮し、
自社製品におけるアンゴラの使用も禁止しています。
なぜそうするか?
羊毛用の羊を飼育する牧羊業者の中には、
羊の臀部の皮を切り取る処置を行っている業者もいます。
この処置は主にオーストラリアで行われ、
羊毛用に飼育するメリノ種の羊に対して行われています。
UGG®はこういったミュールシングを非人道的な処置であると据え、
オーストラリアの牧羊業者から仕入れをすることはありません。
米国羊産業協会(American Sheep Industry Association)によると、
羊の価値の約90%が食肉、約10%がシープスキンであるとされています。
UGG®は、シープスキンのためだけに羊が飼育されることは
決してあってはならないと考えているのです。
このように自社のポリシーにおいて、自社製品に使用される素材を定めています。
一度履いたら病みつきになるという!製品の魅力
❖最大の魅力は履き心地の良さ
使用している素材は、羊毛の中でも最高級とされるメリノウール、
メリノ種の羊からとれます。おもな産地はオーストラリアです。
ソフトでしなやかな肌触りと美しい光沢が特徴です。
薄くて軽い繊維は見た目にも高級感があり、
保温性と通気性の高さから一年中使用できるウールです。
そのため、冬には驚くほど暖かいUGGですが、
通気性に優れているため春や秋にもほとんどムレることはありません。
❖ソールは軽く、耐久性の高いEVA素材
ソールに使用されているのは殆どがEVAという素材です。
これは合成樹脂の一種で、エチレン、ビニール、アセテートを調合して圧縮した、
適度な高度のスポンジ素材です。
耐久性と弾力性に優れており、
軽くて水にも強いのでよくスニーカーの素材にも使用されています。
❖デザインも豊富で様々な履き方が楽しめます
どんなテイストの服装にもなじむオールマイティなルックス、
一度履いたら病みつきになると言われるほど快適な着用感が、
幅広い支持とリピート率へとつながっています。
定番からデザイン性の高いものまで、様々な履き方が楽しめます。
❖シチュエーション
子連れのお出かけや遊園地デートのような、
ヒールを履きたくない場面でも軽くて疲れにくく、
しかも様々なファッションと相性のいいデザインが揃っています。
可愛くておしゃれで羊毛100%の高級感もあります。
UGGが一時の流行に終わらない理由もうなずけます。
UGGを使った参考コーデ!! wear.jp
いかがでしたか?
UGG®についての理解は深まったでしょうか?
センスやデザインだけではなく、そのブランドが持つマインドを理解することは、
アイテムを選ぶ人、身に着ける人にとって、なぜそれを選ぶのか?というマインドに響きます。
おしゃれに興味のある方にとってはとても勉強になりますね。
このようにブランドにこだわりをもって全世界で愛されるブランドで
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