お尻のかたち
唐突ですが、
「みなさん、お尻ちゃんとありますか?」
正確に質問すると、
「お尻と太ももが一体化していませんか?四角いお尻になっていませんか?」
海外セレブや女優さんなど、桃のようにしっかりヒップアップされてますよね。
とても憧れます。
なぜ違うのでしょうか。
実は、日本人と西洋人では諸説ありますがDNAが違うといわれています。
西洋人は、狩猟民族であり、力を出すために体幹を意識して後ろ体重になり裏側の筋肉が発達したといわれています。
一方で日本人は、農業をメインとする農耕民族であり、前かがみの動きが多く前側の筋肉が発達したのです。
その結果、前側に引っ張られ意識しないとお尻の筋肉が発達しにくい人種なのです。
日本人が意識をしないと、お尻が垂れていってしまう理由が分かったかと思います。
ほかにも日常生活の中で、無意識のうちに四角いお尻にしてしまっていることがあります。
・猫背で座り、頬杖をついていると、骨盤後傾し、お尻が垂れます。
・座る際、同じ脚が上にきていると、お尻の形のゆがみの原因になります。
・通勤時、バッグを同じ肩にかけていると、お尻に左右差がでます。
・横向きで寝ていると、お尻の形が歪み、左右の高さが変わります。
ただ、あきらめてはいけません。
DNA的に発達しにくかったとしても、意識すれば憧れの美尻になれるのです。
今回は、日常生活に取り入れやすいヒップアップ方法をいくつかご紹介します。
これを毎日実践すれば、ヒップアップできるはずですよ。
ヒップアップ方法
トレーニングする時間を確保するのは難しいですが、ながらトレーニングなら特に時間を取らなくてもよいので、ハードルはかなり下がります。
知識さえあれば、意識することで桃のような美尻に近づきますよ。
いくつかシーン別にご紹介していきます。
◆通勤編
・エスカレーター生活から階段生活に
毎日エスカレーターやエレベーターを使用している方、階段に変更してみましょう。
脚をひきずるように上がるのではなく、姿勢をしっかり正してかかとをおとさないように上がりましょう。
慣れてきたら一段飛ばしをするのも効果的です。その際は、スニーカーでけがのないようにおこなってください。
また歩く際、少しだけ大股で歩くことも意識しましょう。
・通勤電車内ではまっすぐに立つ
電車内では、ひざをしっかり伸ばして左右のおしりをキュッとしめることを意識しましょう。おしりと太もものさかえ目あたりの筋肉を強化します。
おしりの穴を地面に向けることがポイントです。
また、どちらかの足に重心をかけたり、ドアによりかかるのはやめましょう。
肩掛けバッグは、同じ肩ばかりかけると左右差の原因になるので、例えば行きと帰りで掛ける肩を変えましょう。バックパック・リュック通勤も左右に負荷がバランスよくかかるのでオススメです。
立ち仕事をされている方は、通勤時以外でも意識的に実践してください。
◆デスクワーク・食事編
座っていると、一見トレーニングできなさそうですが、やれることはたくさんあります。
まず意識してほしいのは、お尻の中心に力を集めるような気持ちで筋肉に力を入れることです。
長時間は難しくても、自分でルールを決めて行いましょう。
浅めに腰掛け、こぶしを両ひざの間に入れてそのこぶしを両ひざで押す動きも効果的です。最低5秒間やりましょう。
ただ、こぶしを入れてしまうとパソコン作業ができなくなりますよね。
そういったときは、手持ちのハンカチなどで代用できますよ。
座りながらつま先を上げるのもヒップアップにつながります。
腹筋と背筋を意識することをお忘れなく。
◆自宅編
歯磨きをしているときや料理している合間にオススメなトレーニングを2つご紹介します。
その①
洗面化粧台やキッチンで支えながら、片足を真後ろにお尻を意識しながらあげましょう。
10秒ほどキープしたら反対の足も同様に行います。
その②
かかとをしっかりつけ、足先はこぶしひとつ分あけます。
膝をしっかり伸ばした状態で、かかとを上げます。
その時、かかとは引っ付いた状態を保つことがポイントです。
この動きも数をかさねることでヒップアップにつながります。
さいごに
なぜ日本人が西洋人にくらべてお尻が垂れやすいのか、また、ながらトレーニングをいくつかご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
ながらトレーニングは、通勤編/デスクワーク・食事編/自宅編とわけましたが、そのシーン以外でも活用することが可能です。
DNA的に垂れやすくても、意識をし続ければ身体はしっかりとこたえてくれます。
1日だけ、1週間だけ意識するのではなく、常に心がけることで進化します。
あきらめずに、気が付いたときに実践してください。
「継続は力なり」です。