重ね着のむずかしさ
今年の秋は温かく、少し忘れかけていた寒さがいよいよやってきましたね。
メディアなどで「できるだけ温かくしてお出かけください。」
とよく耳にするようになりました。
ただ、どのように温かくすればよいのでしょうか?
むやみやたらに重ね着をすることは、オシャレが衰える可能性もでてくるかもしれません。
それに、外出中はよいかもしれませんが、室内や電車内などは暑すぎて汗をかいてしまいます。
その汗のせいで、身体が冷えて体調を崩す場合もあります。
また、「自分は冷え症だから仕方がない。」とあきらめてしまう人もいるかもしれません。
さらには、おなかやお尻が冷たくなっている人も、実は隠れ冷え症です。
身体が冷えてしまうと、血行が悪くなります。
血行が悪くなると、代謝が下がり太りやすくなります。
それだけでなく、肩こりや頭痛などの痛みも伴います。
おなかが冷える、つまり内蔵が冷えると便秘になる可能性もあります。
女性にとって、身体の冷えはとても危険がいっぱいなのです。
とはいっても、やっぱりトレンドを抑えてかわいくステキにオシャレを楽しみたいですよね。
実は、冷えを抑えるためのポイントがいくつかあるのです。
今回は、そんな目からうろこの情報をお伝えします。
これをマスターすれば、真冬でもオシャレを快適に楽しめますよ。
冷えを防ぐポイント
【上半身は重ね着で調節して下半身はしっかり温める】
冷えを感じる人は、足先の温度が冷たい人が多いです。
温度を測定してみると、冷えを感じている人と感じていない人では、4℃もの差があるという報告があります。
また、体内の血液の70%が下半身に集中しているといわれている中で、冷えている人は血流量が1/3も違うのです。
血流の流れが悪いので、それをさらに悪化させるようなきつめのパンプスやタイトな靴はNGです。
靴下は、天然繊維である絹・ウール・綿のものがオススメです。
スカートやショートブーツスタイルをする際は、レッグウォーマーを追加するのもありです。
履き心地がよく、吸湿性に優れた良質なムートンブーツを取り入れてれば、オシャレをしながら温めることができます。
上半身は、場所によって温度差がかなりあるため、着脱しやすいスタイルに心がけましょう。
上半身は下半身より汗をかきやすいです。
トップスはカーディガンなどの脱ぎ着しやすいアイテムを取り入れるのがポイントです。
厚目のセーターやトレーナー1枚のスタイルはできるだけ避けましょう。
また、インナーについて夏と同じものを使うのはイマイチです。
靴下同様に天然繊維、とくに吸湿性に優れているものを選びましょう。
保温機能がついているインナーも多数売られているので、そういったものを取り入れて対策するのもありです。
【お腹のケアも忘れずに】
お腹や腰は冷えやすい部分ですが、内臓が近くにあるため最も冷やしてはいけない箇所です。
カイロを貼ったり、オシャレの邪魔をしない黒やベージュなどの色の腹巻を取り入れてしっかりと保温しましょう。
【3つの首を温める】
3つの首とは足首・手首・首です。
足首には、女性にとても大切なツボがいくつもあります。
外出中はもちろんのこと、自宅でもできるだけ冷やさないようレッグウォーマーやひざ掛けなどを使って温めることが大切です。
手首は、スマホを触ったりすることが多いと温めることを忘れがちです。
着用しながらも操作できる手袋やアームウォ-マーを取り入れましょう。
頭を支える重要な首は、冷えると血流が悪くなり肩こりを引き起こしてしまいます。
首が温まれば身体の血流が良くなり、手足までも温かくなります。
ハイネックのトップスを着用したり、マフラーやネックウォーマーなどでしっかりとカバーします。
襟付きのアイテムも効果はありますよ。
【半身浴】
身体が冷えてしまったら、冷えていなくても半身浴はとても効果的です。
38度くらいの温度から少しずつ湯温を上げていきましょう。
読書や好きな音楽、アロマなのでリラックスするのがオススメです。
15分以上つかり、上がったらあたたかい靴下をすぐにはきましょう。
【体内から温める】
温野菜、特に根菜類は身体をあたためる効果があるといわれています。
逆に生野菜は身体を冷やしてしまいます。
ついつい高カロリーなスイーツやドリンクを食べてしまった次の日は、
たっぷりの温野菜でカロリー調整をしながら身体をいたわりましょう。
重ね着を楽しむ
身体を冷やさないポイントをいくつかご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
むやみやたらに重ね着をしても効果的ではありません。
しっかりと知識を持って冷え対策をおこなえば、寒い冬もオシャレを楽しめます。
まだまだ寒い日が続きますが、トレンドアイテムを取り入れつつ、身体をしっかりと温めてくださいね。