有名映画の衣装担当パトリシア・フィールド
ファッションが魅力的な映画はたくさんあると思います。
有名なものといえば、「プラダを着た悪魔」「セックス・アンド・ザ・シティ」などを思い浮かべる方、多いのではないのでしょうか。
この二つの映画、実は同じ方が衣装担当をしていました。
パトリシア・フィールドさんです。
今回はこの方に注目して、コーディネートを学んでいきます。
センス抜群の衣装さんの技をぜひ活かしていきましょう。
「プラダを着た悪魔」に学ぶコーディネート
この映画は2006年に公開されたアメリカ映画です。
オシャレに興味のないジャーナリスト志望の主人公アンディ(アン・ハサウェイ)が、
一流ファッション誌“RUNWAY”の悪魔な敏腕カリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタント職につき、24時間オンオフ問わず与えられる無理難題を耐えて、成長していく物語です。
お仕事をされていて悩んでいる方や、これからお仕事を始める方にオススメの映画です。
ご説明した通り内容もすごく魅力的な映画なのですが、内容に加え、映画の中で着ている衣装が本当にどれも魅力的なのです。
劇中で使われている衣装は、タイトルになっているプラダはもちろん、シャネル、ヴェルサーチ、ケイトスペードなどの華やかなハイブランドばかりです。
その衣装を使用したコーディネートはとても印象深いものです。
まずはアンディのコーディネートをみてみましょう。
◎グリーンのAラインコートに首元襟元にアニマル柄でアクセント
アンディはプラスして白色のグローブを、足元はゴールドのヒールを合わせています。
◎ホワイトリボン付きのノーカラーホワイトコート
ホワイトコートをはじめ、帽子・バッグ・手袋もすべて同系色で合わせていて、とても上品に見えます。
◎襟付き白シャツに半袖or長袖ブラック系ニット
プラスして大振りのネックレスを重ねてコーディネートしています。足元にブラックの高めのヒールを履き、とてもスタイリッシュです。
◎ツイードジャケットにミニスカート&ブーツ
劇中ではハイヒールブーツを合わせ、全体的にタイトなスタイルです。
ミランダのコーディネートをみてみましょう。
◎首には装飾多めのアクセサリー
すでにインパクトのあるジャケットにプラスして、装飾が多いネックレスを合わせています。
◎白の襟付きシャツに黒ベースのスーツスタイル
ミランダのオフィススタイルはブラックをベースにしています。インナーに白を持ってきて、ベルトを赤系にしてアクセントを加えています。首にもしっかりとネックレスを耳にも大ぶりのピアスを付けています。
「セックス・アンド・ザ・シティ」に学ぶコーディネート
この映画は1993~2004にドラマが放送され、2008年2010年にアメリカで映画化されました。
ニューヨークに住む4人の独身女性、コラムニストのキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)、アートディーラーでお嬢様のシャーロット(クリスティン・デイヴィス)、敏腕弁護士のミランダ(シンシア・ニクソン)、PR会社社長のサマンサ(キム・キャトラル)のライフスタイルを描いています。
映画はテレビドラマから4年後、2年後のストーリーです。
大人女子のバイブルとしてドラマ、映画ともに大人気でした。
大人気理由のひとつは、4人のファッション・コーディネートにありました。
◎キャリーの代名詞、シフォンスカート
膝上やミディアム丈のシフォンスカート、バレリーナのようなこのスカートをオープニングで着こなしていました。当時は衝撃的なファッションでしたが、今やオシャレアイテムのひとつと定番になっています。
◎シャーロットはピンクスーツを
お嬢様で上品なシャーロットは、ピンクのスーツやワンピースを着こなします。
ただ、ピンクオンリーではなく靴やベルトに黒をプラスして引き締めています。
フェミニンスタイルの中にもエレガント感を加えているのがシャーロットスタイルです。
◎ミランダはジャケットスタイル
弁護士のミランダはジャケットスタイルが多いのですが、そのスタイルに大ぶりのピアスを加え、オシャレを忘れません。オフ時のスタイルも無駄がなく、シンプルイズベスト。ただアクセントにアクセサリーをいれることを常に意識しています。
◎サマンサはセクシースタイル
仕事・プライベートともに充実しているサマンサは、常にセクシースタイルです。スーツを着ていても体のラインを出すものを着ていたり、プライベートでドレスを着るときは大胆なカットアウトドレスや背中や脚がきれいに見えるものを着ています。
いかがでしたでしょうか。
まだ、ご覧になっていない方はぜひ一度見てみてください。
内容はもちろん、キャストのファッションコーディネートに注目してもとても楽しめますし、参考になります。
ハイレベルなコーディネートを学んで、秋冬オシャレのレベルアップを目指しましょう。