スーパーフードって??
テレビやSNSではよくお見かけするスーパーフードをご存知でしょうか。
まだよくわかってないけど、みんなが当たり前のように使う言葉ってなかなか聞けなかったりするものです。
そんな方のために今回は噂のスーパーフードについて、今話題になっているスーパーフードの種類についてをご紹介いたします。
スーパーフードとは
1980年代に、アメリカやカナダの専門家の間で使われ始めた言葉です。
2000年ごろにはアメリカの一般家庭にも普及し、今では日本でも愛好家が続々と増えています。
ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪、食物繊維などの栄養分が豊富・低カロリー・抗酸化作用が高い・老化、生活習慣病の予防に効果的な食品です。
一般食品とサプリメントの中間と認識すると、わかりやすいかもしれません。
ただ、それだけではスーパーフードと判断されません。
例えば、自然のパワー・神秘のヒストリー・生産者の支援・フェアトレード・自然保護
など、歴史的な背景があるかどうかも重要となります。
主な種類と、効果
国内で推奨されている10種と、特徴を簡単にご紹介します。
・麻の実(ヘンプ)…食品からは摂取できないα-リノレン酸が入っていて、老化予防に良い
・カムカム…ビタミンCの含有量が世界一で、アイチエイジングや美肌の効果的
・クコの実(ゴジベリー)…ビタミン、ミネラル、タンパク質、β-カロテンが豊富で、心身のリラックス効果がある
・ココナッツ…カルシウム、マグネシウムが豊富で、体づくりのサポートに適している
・チアシード…食物繊維であるグルコマンナンが豊富で、ダイエットに効果的
・ブロッコリースーパースプラウト…スルフォラファンが多く、デトックス効果がある
・マカ…鉄分、カルシウムが豊富で、女性ホルモンを整える効果がある
・スピルリナ…ビタミン、タンパク質、アミノ酸が豊富で、アイチエイジングやダイエットにも効果的
これ以外にもまだスーパーフードとして扱われる食品はありますが、スーパーフードを沢山食べれば健康でいられる!と言うわけではありません。
生命維持として、とても重要な三大要素(炭水化物、タンパク質、脂質)をバランスよく取った上で必要な栄養をスーパーフードで補うように取るのが一番理想的です。
最新のお洒落なスーパーフード
スーパーフードについて少しお勉強したところで、今話題となっている最新のスーパーフードをご紹介いたします。
キャッサバ粉
今、アメリカで小麦粉の代用品として利用されているのがキャッサバ粉です。
もともとバリや南アジアの伝統食品として使用されていました。
キャッサバというお芋を乾燥させて粉砕したもので、タピオカと同じ扱いをされることもありますが、つくる過程が異なりキャッサバ粉のほうが栄養値は圧倒的に高いです。
血糖値の上昇を抑え、肥満や糖尿病予防や改善に効果があります。
また、グルテンフリー、ナッツフリーはパレオダイエットやビーガンの方たちにはもってこいです。
小麦粉の代用品として使われるので、ケーキやパンなど、気軽に普段のお料理に取り入れることができます。
マキベリー
南米チリの南部パタゴニア地方にしか自生していないマキという植物の実です。
聖なる木といわれ、先住民から愛用されていました。
見た目はブルーベリーに似ていますが、ポリフェノールの一種であるアントシアニンはブルーベリーの14倍ほどだそうです。
抗酸化力もフルーツの中でも群を抜く高さです。
アイチエイジングや美肌、生活習慣病の予防として効果があります。
粉末が使いやすく、スムーズに入れたり、ヨーグルトやアイスにかけたり、簡単に摂取することができます。
ただし、加熱してあるマキベリーは栄養価も低下するので、熱を加えていないものを選ぶといいでしょう。
タイガーナッツ
名前を聞くとナッツの一種と思われるでしょうが、これはナッツではありません。
ナッツは植物の実ですが、タイガーナッツは植物の塊茎です。
4000年以上も前に発見されてから、アフリカでは貴重品として大切に扱われてきました。
ナッツも食物繊維が多く含まれていますが、タイガーナッツはその3倍です。
そのため腸内環境を整えてくれ、結果ダイエットに効果があります。
抗酸化作用のあるビタミンEも豊富で、若返りに期待できます。
お菓子がわりや、小腹が空いた時などにパクっと食べられます。
自分に合った取り入れ方で…
今や、様々な情報や美容法が次々に生まれています。
しかし、本当に私たちの体に良いものは歴史ある伝統的なものだったりします。
自分の体には今何が必要かを考えながら、ひとつづつトライしてみることがスーパーフードの第一歩です。