服装マナーを取り入れたおすすめお洒落ドレスコード
結婚式の服装マナーは何回お呼ばれしても慣れないものです。結婚式に出席するのが初めてなら、なおさら何を着て行ったら失礼に当たらないか不安でいっぱいですよね。
マナー通りだと格好悪い、フォーマルドレスだとあまり可愛くないと思う人のためにも、服装マナーとお洒落な着こなしの両方を叶えてくれる絶対おすすめ結婚式、お呼ばれドレスのコーディネートを服装マナーのNGポイントとともにあわせてご紹介していきます。
◉ボレロ+結婚式ワンピース/お呼ばれドレスコーデ
結婚式に出るときにとても不安なのが、その結婚式に相応しい格好かどうかです。服装マナーは守れているか、年齢に相応しいスタイルかなど周り目が気になります。そんな時にオススメなのはボレロ+結婚式ワンピース・ドレスの組み合わせです。
もっとも基本的なお呼ばれスタイルなので格式が高い結婚式から、レストランウェディングなどのカジュアルめな結婚式まで、どんな結婚式にも対応できます。年齢的にも幅広く対応してくれます。ボレロ+結婚式ドレスならどんな結婚式でも失敗しない王道コーディネートです。
トレンドカラーは、淡い色(パステルカラー)と言われています。20代はピンクやラベンダーカラーなど、女性らしい色に注目が集まっています。30、40代はネイビーやライトブルーなど品のあるブルー系で、上品な華やかさが出ます。お呼ばれドレスもそうしたトレンドを取り入れて、周りと差をつけましょう。
※ワンピース/ドレスのNGのポイント
1、白系ドレスはNGです。 結婚式当日、白は花嫁だけの特権です。さらに、ベージュや薄い黄色などのドレスは、写真写りによっては真っ白に写ってしまうため避けた方が無難です。
2、過度に露出の高い服装はNGです。スカートのミニ丈や肩出しの露出の多いドレスもNGです。極端に露出度の高いドレスや、身体の線がはっきりと出てしまうドレスは、新婦よりも目立ってしまいますので、こちらも気をつけましょう。スカート丈は、膝が隠れるのがベストです。
しかし、夜の時間帯の披露宴に限っては露出のあるドレスもOKです。夜の時間帯の正礼装はイブニングドレスとよばれている、胸元・背中・肩が大きく開いているノースリーブのドレスです。 丈は床すれすれのフロア―丈か足首が隠れるぐらいのロング丈のもので、露出が多くてもよいとされています。ただし、挙式ではいずれの時間帯でも必ず羽織り物をするなど、露出を避けることが必須です。
3、動物柄や皮製品はNGです。おめでたい席に、ファーやヘビ・ワニ革、アニマル柄のような殺生をイメージさせるものはNGです。
◉袖ありワンピース/ドレスコーデ
最近人気がある袖ありワンピースがあります。袖ありタイプのドレスなら結婚式の服装マナーを守りつつ綺麗にさらっと着こなすことができます。
ボレロを着るのがちょっとイヤだなと思う方には、おすすめのお呼ばれコーデです。ワンピース一枚でシンプルに着たいという女性には袖ありワンピースがおすすめです。ただし格式高い結婚式やお偉いさんが多く出席する結婚式の場合には、ボレロ+ワンピース/ドレスがいいでしょう。
※小物類のNGポイント
1、全身黒はNGです。アレンジ次第ではOKです。黒ワンピース、黒ドレスはドレスコードしやすいですが、着る際はアクセサリーにさし色を入れ華やかになるよう心がけましょう。
2、キラキラひかるアクセサリー類はNGです。
昼間の結婚式にはゴールド系やキラキラ光るアクセサリー物はNGといわれます。これはマナーというよりも、室内で写真撮影をする際にアクセサリーが反射してしまい、周囲の人の写り具合に影響してしまうからです。
素材は定番のパールがおすすめです。ラインストーンやビーズ素材なら、シックなものを選びましょう。
夜は華やかな雰囲気のものを選びましょう。素材は本物のジュエリー、パールをはじめ、ラインストーンやクリスタル、ゴールドなども取り入れて華やかさを加えましょう。
3、生足はNGです。ストッキングは必ず履きましょう。
色は肌色やベージュがおすすめです。
たとえ夏の結婚式でも、暑いからと言って生足で出席するのはよくありません。
正装する場合は露出を避け、きちんとストッキングを履くのがマナーです。
必ず着けるようにしましょう。
黒いストッキングを着用するゲストを見かけますが、黒は喪服を連想させます。黒の着用は年配の方への印象があまりよくないので、黒いストッキングを履くのは避けましょう。
◉パンツスタイルコーデ
どことなくこなれた印象に見えるパンツスタイルコーデ。
どの年齢層にも使えるコーデです。
カジュアルに思われがちなアンクル丈のパンツも、ドレッシーなトップスや総レース使いのトップスと合わせればフォーマルスタイルに大変身です。
その際、高さのあるヒールを履くと女らしさ、脚長効果も出ておすすめです。
女性らしいバッグやアクセサリーで華やかに仕上げましょう。
※靴やバックのNGポイント
1、結婚式ではつま先の隠れるパンプスが基本です。
つま先の開いたオープントゥパンプスはNGです。
カジュアル感が強い、ブーツやスニーカーもNGです。
動物柄、皮製品など殺生をイメージする物もNGです。
結婚式にふさわしい形のパンプス選びましょう。
ヒールは3㎝以上、細ヒールが上品です。フォーマルな場では細めのヒールを選ぶと、エレガントな雰囲気で好印象です。
ふくらはぎの位置が上がって、脚のラインが美しく見えるので足が痛くならない自分にあったヒールを選びましょう。
2、結婚式や披露宴などのフォーマルな場では大きすぎるバッグはNGです。
小ぶりで派手過ぎない上品な素材のものを選びましょう。
アニマル柄や皮素材は靴同様NGです。
ビニールや綿素材のバッグもカジュアルすぎるので結婚式ではマナーに反します。
注意しましょう。
3、サブバッグに紙袋はNGです。
小ぶりなパーティーバッグな為荷物が入りきらず、ブランドの紙袋などをサブバッグとして使ってはいませんか。
高級ブランドの紙袋だとしても、結婚式ではマナーに反しますので気を付けましょう。
結婚式の服装マナーは意外と知られていないものがたくさんあります。
晴れの日のゲストとして、服装マナーをきちんと守って新郎新婦をお祝いしてあげましょう。
洋装もいいけど、日本人なら和装コーデも楽しみたい
結婚式やお呼ばれは洋装スタイルが無難で、着こなしやすいですが、せっかく日本人に生まれてきたからには和装のお呼ばれコーデも楽しみたいですよね。
しかし、いざ着るとなると和装には細かいルールがたくさんあります。基本マナーを押さえておけば、着こなしで失敗することはありません。
着物は種類ごとに「格」が決まっており「フォーマル度」のことを意味します。結婚式でよく着られる5種類の着物を、格の高い順からご紹介します。
1、黒留袖(くろとめそで)
一番格が高いのが黒留袖です。黒で素敵だな、着てみたいと思った方もいるかもしれませんが、結婚式の場では母親または仲介人または親族の既婚女性しか着られない着物です。
一般のゲストが着ていくとマナー違反になるので注意しましょう。
2、大振袖(おおふりそで)
振袖は袖の長さによって大振袖、中振袖、小振袖の3種類に分かれます。そのなかでも大振袖は、未婚女性の和装でいちばん格の高い第一礼装です。本振袖(ほんふりそで)とも言います。
3、色留袖(いろとめそで)
色留袖はもともと黒留袖と同様に、既婚女性のみの正装でした。結婚式では新郎新婦の姉妹か親族の女性しか着られないと決まっていましたが、現在では主賓として招待された場合は、一つ紋または三つ紋つきの色留袖もOKとされているようです。"
もし新郎新婦の親族が黒留袖や色留袖を着ない場合は、避けたほうが無難です。
4、訪問着(ほうもんぎ)
訪問着は留袖の次に格が高く、未婚・既婚どちらでも着ることができます。結婚式やパーティー、お茶会など色んなシーンに向いています。おしゃれ要素もあわせもった着物です。
絵羽模様(えばもよう)と呼ばれる、胸や袖の部分につながるように模様が入っているのが最大の特徴です。色留袖との違いを見分けるには、胸元の柄の有無で判断するとわかりやすいでしょう。
華やかさと品をもつ訪問着は紋を付けると準礼装となり、紋なしだとよりカジュアルになります。古典的な模様からモダンなものまで、柄行は多種多様です
5、付け下げ・小紋[こもん]
訪問着よりすこし軽めの着物です。こちらは未婚・既婚どちらでも着られます。訪問着に比べても模様は小ぶりで少なく、シンプルなものが多いです。"
和装にはこんなにも種類とルールがありますが、和装マナーを調べると、ゲストは振袖、訪問着、付け下げ・小紋を着ることができます。
最近は、お色直しで振袖を着る花嫁も増えてきましたが、花嫁が着るのも大振袖です。花嫁が大振袖を着る場合、ゲストはもう少し袖の短い中振袖や訪問着を選ぶのがマナーといえるでしょう。前もって花嫁に衣裳をさりげなく確認しておくとよいですね。
いかがでしたか
今の時代はマナーなんて気にしなくても、と思っている方もいらっしゃるのが事実です。しかし、結婚式に出席するなら必ずお呼ばれの服装マナーを守らないといけません。なぜなら、ゲストとして招待されている方は、花嫁さんや新婦さんの友人を代表している立場だからです。
結婚式には新郎新婦の両親だけでなく、親戚や兄弟まで大勢の人が集まります。結婚式に参加するゲストの皆さんが結婚式にふさわしくない格好で参加したとしたら、恥をかくのは招待した新郎新婦になってしまいます。
だから結婚式に招待された友人代表している立場なのをしっかりと自覚して、服装マナーを踏まえたドレスコードで参列しましょう。
最後に全身コーディネートを確認しましょう。
いくらお洒落な靴や、マナーを守った靴を選んだとしても、ドレスや小物と合わせたトータルコーディネートができていないと、やはり会場で浮いてしまうことになります。
新郎新婦にうまく華を添えられるように、最後に靴まで合わせた状態で、トータルバランスをチェックできるように心がけましょう。