トッズの誕生
トッズの誕生を語るにあたり外すことが出来ないシューズがあるのはご存知でしょうか。
底に130個以上のゴム突起を付けた1枚革で作られたモカシン「ゴンミーニ」です。
ダイアナ元妃や映画『アメージングスパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールド、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイら多くの著名人にも愛用される「ゴンミーニ」。
その特徴はなんといっても、通気性の良さはもちろんのこと脚を包み込むようなフィット感と軽い履き心地で長時間履いていても疲れを感じさせない機能性と、エレガントさを損なうことのないモダンなルックスでシチュエーションや季節を選ばないデザイン性にあります。
創業一族であるラ・ヴァッレ家は1920年代からでシューズラインをスタートさせます。
1979年にトッズの代表作となるアイコンシューズ「ゴンミーニ」で成功をおさめ前身であるEMA社から社名を変更しブランドとしてのトッズが誕生し兄弟ブランドである「ホーガン」(Hogan)、「ロジェ・ヴィヴィエ」(Roger Vivier)と共にトッズグループとしてヨーロッパを礎にブランド力を拡大していきました。
また同ブランドの現会長であるディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏はスポーツチームのオーナーとしてもその手腕を発揮、イタリア観光地の修復費を負担するなどの社会貢献活動にも意欲的に参加しイタリアを代表する名門一族に位置づいています。
積極的に海外進出を果たすトッズの日本第1号店は新宿の伊勢丹で、特筆すべきは3日間でなんと400足もの靴を売り上げたことです。
日本の1号店オープンから10年以上経った現在では、東京を中心に国内だけでも20以上のショップを構えメンズ・ウィメンズ・キッズに向けた商品を取り扱うことで幅広い客層に人気を博しています。
トッズの製品はすべてmade in Italyで
細部に至るまで余すことなくこだわりが詰め込まれています。
シンプルなモカシンでも1足を作るのに5〜6日を要するとされており、その工程は実に150以上にものぼると言われています。素材となる最高級品レザーの選別、裁断や縫製、仕上げのステッチ、ポリッシングなどの加工、品質のチェックなどはすべて、馬具製造技術をルーツとする伝統的な高い技術を受け継ぐ職人たちの手作業からなっています。
職人たちの魂が吹き込まれて完成した製品の息をのむほどの美しさたるや!クラフツマンシップの真髄がそこにうかがえます。
"私だけの"を実現カスタムオーダーと限定品、ユニークデザイン
一つ一つ手作業で作り出されるものづくりの魅力の一つに、誰しも一度は憧れたことがあるカスタムオーダーがあります。
トッズもまた自分にぴったりの「ゴンミーニ」との出会いを叶えてくれるカスタムオーダー「my Gommino」があります。その魅力をほんの少しご紹介いたします。
タブレットを使って完成イメージを確認しつつデザイニングを進めることの出来るシンプルさとは反対にディテールの選択肢は無数!モデルの選択に始まり、レザーやカラーの選択に加えモデルによってはタッセルのカラーの組み合わせ、更にはイニシャルの刻印まで承っておりメンズの人気モデルである「ゴンミーニ クラブ」一つだけをとっても10万通り以上の組み合わせがあります。
とっておきの逸品に出会うことの歓びは職人たちのクラフツマンシップの視点に似通ったものがあるかもしれませんね。また愛好家は必見!インソールに“JAPAN LIMITED”の刻印がある日本限定販売の「ゴンミーニ」もあります。
さらにソールに用いられるゴム突起を小物類の一部にデザインとして落とし込んだユニークな商品や、シリーズの一つである「Tod’s Circus」はサーカスの登場キャラクタをモチーフにした遊び心満載なデザインで、大人スタリングの主役を飾る逸品に出会うことは間違い無いでしょう。
流行に左右されない正統派でファッション業界のトップに君臨しつつ、洗練された上質への探究心を追い求めることをやめないブランドトッズには今後とも目が離せません。
ぜひお近くの店舗でこだわり抜かれたトッズの商品を手に取られてその品質をお確かめください!
リンクスタッフィングではこちらのブランドで一緒に働いてくださる方も募集しております。