UGGブランドの誕生と成り立ち
ムートンブーツをはじめとする多様なアイテムを揃えた、オーストラリア発のブランドUGG(アグ)。
最高品質の素材にこだわりながら、「ラグジュリアス&コンフォート」をコンセプトに、アメリカやヨーロッパ、アジア諸国で広く人気を集め、今日数多くのセレブリティたちにも愛用されています。
UGGはアメリカのデッカーズ・アウトドア・コーポレーションの登録商標で、アメリカ合衆国及び中国を含む世界中の140カ国以上で登録されています。中国とトルコでは著名商標として法的に認められました。
日本ではシープスキン(ムートン)ブーツは、日本だけでなく世界的に人気があり、今や冬の定番ブーツになっています。
しかしシープスキン(sheep skin)は英語、ムートン(mouton)はフランス語で、どちらも「羊の皮」という意味の言葉で同じなのです。
なぜ日本では「ムートン」という言葉が一般的になったのかは分かりませんが、オーストラリアやアメリカなどの英語圏では、当然のことながら「シープスキン」という英語が使用されています。
ブランドの誕生は1978年に遡ります。
若きオーストラリア人サーファーであるブライアン・スミスによりシープスキンブーツ(仏:ムートンブーツ)がアメリカに持ち込まれたことがUGGの歴史の始まりです。
南カリフォルニアは、カジュアルなライフスタイルの発信地として広く知られていたことから、この土地がブランドイメージと合致すると確信したブライアンは「UGG Australia」を立ち上げました。
シープスキンブーツを売りだしたところ、たちまち大評判となり、サーフィンを楽しんだ後の冷えた足元を温める目的として、サーファーの間で話題となりサーフマーケットでシープスキンの地盤を確立また冬になるとスキー用品店での取り扱いも増えていきました。
しだいに熱狂的なファンや、冬場のマストアイテムとして常に着用するというヘビーユーザーも現れ、さらなる注目を集めました。
人々はよりカジュアルかつプレミアムなライフスタイルを求めるようになり、UGGはこうしたライフスタイルを象徴するブランドの一つとなりました。
2000年シープスキンブーツがアメリカの人気TV番組に初めて取り上げられ、世界に広く知られるようになったのです。
2003年には新たな旋風の到来。淡いブルーとピンクのクラシックブーツが誕生しました。
ブランドを象徴するブーツが初めてパステルカラーで登場したのです。
アメリカの人気TV番組、オプラの「Favorite Things」で再び特集されたことで、この爽やかなカラーは瞬く間に成功を収め、ブランドの人気は爆発的に高まりました。
2006年UGGはブランド初の直営店をソーホーにオープンさせ、世界のファッションの中心地にその名を刻みました。
ニューヨークに構えたブランド初の主力店舗は、UGGファンに対してブランドの存在感をしっかりと示し、商品をフルラインナップで体感するためには理想的な場所でした。
また同年日本へ初出店し、表参道ヒルズ店がオープンしました。
そして海外進出の第一歩を踏み出したのでした。
2008年には中国の北京SOLANA店、ロンドンのウェストフィールド店とコベントガーデン店がオープン。さらなる海外進出を果たしたUGGはブランドを直接体験していただく場を次々と提供していきました。
2009年UGGはファッション業界に新風を吹き込むべく、ジミー チュウとコラボレーションを組み、斬新なカプセル・コレクションを発表したのでした。
2010年には輝きで評判の高いスワロスキーとコラボレーションを組み、極上のきらめきを放つクリスタルを使ったカスタムデザインのシューズを発表しました。
2011年イタリアの伝統的な靴職人の技術とシープスキンの贅沢な感触を融合させUGGコレクションを発表。ハイファッションの世界へ進出しました。
2012年UGGはニューヨークの5番街にUGG for Menの1号店をオープン。同年にパリのマレ地区に店舗をオープンさせ日本、中国、イギリスと拡大を続けるUGGの世界にフランスが加わったのでした。
アクティブなアウトドアライフスタイルを好む人に向けて製品をつくることから始まったUGGは、トレンドに敏感な人々の間での人気に火が付いたことで、プレミアムでリラックス感のあるライフスタイルブランドへと進化していきました。
そして心地よさと、贅沢なディテールを調和させたホームコレクションやラウンジウェアを2013年に登場させました。
UGGの伝統を忠実に守りながらも、贅沢なシルエットを通じ、思わず頬ずりをしたくなるような感触と、美しさを引き立てるフィット感を融合させ、自宅で体感できる贅沢な心地良さと極上の柔らかさの理想を追求したのでした。
現在では世界中多くの人たちから愛されるインターナショナルなブランドへと成長しました。
UGGのシューズはその起源であるシープスキンブーツのみにとどまらず、スリッポンやサンダルなど幅広いバリエーションで展開されるようになりました。
そのターゲットは今では男女を問わず、ベビーやキッズ用など、ファミリーで楽しめる製品を多数ラインナップされており、シープスキンをはじめとした高品質な素材へのこだわり、丁寧な仕事により生み出されるアイテムは、心地良さとともに至福感をもたらしてくれるものばかりで、日々成長するファッショニスタのハートを掴んではなさない理由がわかりますね。
UGGの魅力
おシャレは、足元からとよく言いますね。シューズにこだわりたいファッショニスタ女子から圧倒的支持を集めているブランドUGGの魅力は一体どんなものがあるのでしょうか。
◉最大の魅力は履き心地のよさ素材に羊毛の中でも最高級とされるメリノウールが使用されています。メリノ種の羊から取れます。
主な産地はオーストラリア。ソフトでしなやかな肌さわりと美しい光沢が特徴です。薄くて軽い繊維は見た目にみ高級感があり、保湿性と保湿性と通気性の高さから一年中利用できるウールです。
◉最高品質のシープスキン
シープスキンとは生後1年以上経った羊革の事です。生後1年以内の羊革はラムスキンと呼ばれます。そしてUGGが使用しているのは、グレードAと呼ばれる最高品質のツインフェース・シープスキンです。ツインフェイス・シープスキンと呼ばれるUGG独自の特徴があります。ツインフェイス・シープスキンとは、片面がスキン地で、もう片面がフリース地になっている構造です。
この技術で最高にやわらかい、UGGの履き心地が実現しています。またわずかな傷でも製品には使わないというこだわりを持って素材の段階で吟味されています。
◉ソールは軽く耐久性の高いEVA素材素材ソールに使用されているものは、ほとんどが
EVA素材という材料です。これは合成樹脂の一種でエチレン、ビニール、アセテートを調合して圧縮した、適度な強度のスポンジ素材です。
耐久性と耐久性と弾力性に優れており、軽くて水にも強いので、よくスニーカーのソールにもよく使用されています。
◉デザインも豊富で様々な履き方が楽しめる
どんなテイストのファッションにも馴染むアールマイティーなルックス、一度履いたら病みつきになると言われるほど、快適な着用感、幅広い幅広い支持とリピート率へと繋がっています。定番からデザイン性の高いものまで、UGGはデザインも豊富で様々な履き方が楽しめます。
◉通気性に優れている
冬には驚くほど暖かいUGGですが、春や秋にもほとんどムレることはありません。 子連れのお出かけや遊園地デートのようなヒールを履きたくない場面でも 軽くて疲れにくく、しかも様々なファッションと相性のいいUGGなら悩む必要はありません。可愛くておしゃれで羊毛100%の高級感もあり、しかもとにかく便利。
UGGが一時の流行に終わらない理由はそこにあるのでしょうね。
一足持っていたら必ず重宝するUGGブーツ。
冬は絶対というほどマストアイテムです。
何より足を入れた時の羊毛感がたまらないんです。
もっこもこで本当に気持ちいい。さすがグレードA。
クッション性も抜群なのです。
1足のブーツを作るには、結構なサイズの革が必要なため、お値段が張ってしまいますが、絶対に買って損しないブーツと言えるでしょう。
まだこの履き心地と快適さを知らない方は、是非お店へ出かけ体感して見ましょう。
確実に本物を購入するなら正規店へ
UGG に限らず、人気ブランドには数多くの偽造品が存在します。
商品を写真でしか見られないネットショップで、そういった偽造品を買ってしまったというケースはよく聞く話です。
なお、この詐欺サイト群の特徴ですが、価格が安い事の他に、ブランド公式とか直営を名乗っています。ですが同じサイト内の別の場所では、並行輸入などと記載され見た目も可愛く機能性も万全な冬の定番シープスキンブーツは、人気商品な為、偽造品の被害にあわないようUGGが注意喚起をしています。本物を見分けるチェックポイントをまとめてみたのでご紹介します。
UGG が提示する「本物か偽造品かチェックするためのガイドライン」は、次のとおりです。
その1:価格が安すぎると感じたら疑う
その2:偽造品販売サイトは、スペルの間違いや問い合わせ先に不審な点がある
その3:製品の品質が低い。合成素材のライニング、固いアウトソール、雑な縫い目などが見られる
その4:直営店、または信頼できる正規取扱店で購入する。インターネットで購入する際は、サイトのURLに十分注意する
UGGブーツの通販でも偽造品以外にも詐欺サイトが数多く出てきています。これはいろいろなブランド品に手を広げている詐欺グループの仕業のようです。
UGGブーツ以外でも、あらゆるブランドで多くの方が被害にあっています。
この詐欺グループの手口ですが、人気ブランドの商品を半額程度でサイトに掲載。ブランドごとにサイトを作っているので、UGGならUGGの公式サイトに似ている場合もあります。
それと支払い方式が「銀行振込」しか無いというのがほとんどです。さらに国際郵便(EMS)で送ると書いてあるものが多いです。 そしてサイト自体の特徴では、公式サイトや楽天・ヤフーショッピングの有名店の写真などを使いそっくりに作っています。
これらのサイトを良く読んでいると、日本語が変に使われている事が多いです。これらから見ると、海外(主に中国)のグループによる詐欺と思われますが、最近ではこの詐欺グループと同じ手口の国内の詐欺グループによると思われるサイトも登場しています。
こちらは更に厄介で、銀行振込以外にも代金引き換えやPaypalを使った決済方法も使っているとのことです。これらの詐欺サイトは商品を送る送ると言いながら、なかなか送ってこずそのうちに連絡がとれなくなるという原始的な詐欺手法を使っています。
UGGブーツのお手入れと保管方法
極上の一足を手に入れても長持ちしなければ意味がないですよね。そこで長くおしゃれを楽しむためにもお手入れと保管方法をご紹介いたします。
お手入れをとにかく簡単に済ませたいという方は、UGG純正の「UGG アグ シープスキン ケアキット」を購入することをおすすめします。
その他にUGGブーツのお手入れ方法ですが、何をおいても必要な物は防水スプレーだと思います。UGGブーツは最初の段階で、かなり強力な撥水加工になっています。ですがそれも使用とともに効果が薄れていくので、防水スプレーは必須です。
羊革、その他革製品にはコロニル社の物がおすすめ。そしてコロニル社製の中でもムートン、シープスキンに最適なのは、ウォーターストップスプレーをおすすめします。
次にクリーニングですが、汚れ落としクリームならコロニル社製のデリケートクリームを使用してみましょう。他の革製品にも使えますので思った以上に使えるます。
そしてブラシは馬毛がムートン、シープスキンブーツには最適です。馬毛でしっかりしたものを選んで使いましょう。
最後にUGGブーツの保管方法です。
普通ブーツや靴というと、保管場所は暗くて低温のところがいいとされていますが、そうでもない場合があります。それはそういう場所は、湿気、風通しが悪いという、ブーツにとって致命的なマイナス面を持っているからです。
靴棚やクローゼットなどがそれに当たります。
入れっぱなしにすると、一夏こして出してみると、カビやシミで終わってしまった、なんて事になってしまいます。そこでおすすめなのは、100円ショップでも売っている靴の湿気取りです。
これがないならシリカゲルでも何でも良いので、UGGブーツに入れておくこと、そして週一ぐらいで風通しの良い場所に出すことをおすすめします。これだけで全然違いますので、ぜひ試して足元のおしゃれを長く楽しみましょう。