- 販売のスキルアップを目指すのであれば「販売士(リテールマーケティング)」
- アパレル販売員ならぜひ取得しておきたい「ファッション販売能力検定」
- いますぐにでも取得したい!!将来にでも役立つ資格「色彩検定」
販売のスキルアップを目指すのであれば「販売士(リテールマーケティング)」
アパレルに関連した資格はたくさんあります。
やみくもに資格取得を目指すのではなく、 アパレル業界で働くあなたが最終的に自分は「どのようになりたいか」ビションを考えた上で必要な資格の取得を目指すことをおすすめします。
どの資格も取得後はスキルアップだけでなく、仕事の質が変わってきます。 自分の中で専門性が高くなるので、自然とその仕事へのプライドが芽生え、責任感がわいてくるでしょう。
資格とは、情報や知識、技能向上が目的ですが、同時に自分自身のレベルアップに繋がり、仕事での活躍の場が増えやりがいを感じ、楽しみを仕事で見いだすことが出来るようになります。
では実際にどのような資格がアパレル販売員に役立つか、おすすめしたい資格3選をご紹介します。
まずアパレルショップでの販売スタッフや流通業界の方におすすめなものが「販売士」の資格です。
流通業界における唯一の公的資格で、社会的な信頼度も高い資格と言えるでしょう。接客に関する知識や管理能力が身につき、販売に関する専門的な知識が身につきます。
「販売士」は、接客技術や商品知識、売場管理能力や店舗経営能力、マーケティングなど、 販売の仕事に必要なさまざまな知識、ノウハウを習得できる資格です。
多様なお客さまの要望を汲み取り、商品知識や接客技術をもって、 お客様に最適な商品を提供することができるようになります。
例えばアパレル業界に未経験だったとしてもまずはじめにアルバイトとして入社し、「販売士」の資格を取得し、 将来的には正社員、店長クラスやエリアマネジャーも目指しくといった、 キャリアアップにもつなげることができます。
「販売士」の試験は年齢、実務経験、学歴などの受験資格は一切なく、その難易度も1級から3級まであります。
販売士3級は、販売スタッフとしての基礎知識、重要な接客マナーや販売技術といった接客業務に関する知識を理解しているレベルです。
販売士2級は、マーケティングやマーチャンダイジングなどの高度な知識、店舗管理に不可欠な従業員の育成や指導、仕入や在庫管理といった知識の習得や、マネジメントもできる人材を目指すレベルです。
販売士1級は店長や経営者クラス、マーケティング責任者など戦略的に企業経営に関わる人材を目指すレベルです。 商品計画からマーケティング、経営計画の立案、財務管理といったより経営に関する極めて高度で専門的な知識が身につきます。
販売士資格試験の2・3級は年に2回、1級は年に1回試験が実施されます。どの級からでも受験することができます。
販売士の資格は、アパレル以外の職種でも販売にかかわる職種であれば、そのほかの小売業でも活かすことができるため、、販売士の資格を持っていると転職活動やキャリアアップにも有利に働くこともあります。
アパレルに限らず多くの分野で活躍できる資格ですので、高い目標、夢がある方はさらなるスキルアップ、 キャアリアップを目指して資格取得を目指してみてはいかがでしょう。
アパレル販売員ならぜひ取得しておきたい「ファッション販売能力検定」
アパレル販売職で持っていると役立つ資格として「ファッション販売能力検定」という資格があります。
この資格は、特にファッションに特化した販売の基礎知識が身につき、アパレル商品を販売するにあたり必要な販売技術、また店舗運営やショップマネジメントに関する知識も身につく資格となっています。
アパレルショップでの仕事は、ただ洋服を販売するだけではありません。
効果的なディスプレイ展示の仕方や、適切な在庫管理、お客様からのクレーム対応やスタッフの人材育成などもアパレルショップの業務となります。
また、自分が働いているアパレルブランドのことだけでなく、ファッションアイテムに関する基礎知識や、業界全体のトレンドも知っておく必要がある為、アパレル販売員にとっては、資格取得後は仕事の幅と視野が広がります。
「ファッション販売能力検定」では、ファッション商品やマーケティングの基礎知識、販売スタッフのマナー、店舗演出などに関する問題が出題されます。アパレル販売員の人が持つ定番の資格と言えるでしょう。
「ファッション販売能力検定」には1級から3級まであります。
ファッションに関する専門教育を1年間履修した人が3級レベル、専門教育を2年間履修した人が2級レベルです。
商品・販売の知識、技術、ショップ・マネジメントに関する専門教育を2年以上履修し、卒業後にアパレルショップでの実務経験を3年程度経験した人が、1級レベルです。
受験資格に制限はありません。どの級からでも受験することが出来ますが、いきなり1級の筆記試験を受験するにはハードルが高いので、2級・3級からのマークシート方式の試験を受験し資格取得を目指してみるのがいいでしょう。
基礎的な販売知識や技術が求められる3級、ファッション商品知識、販売知識を問われる2級を取得すればアパレル販売員として仕事を行う上で非常に役立ちます。
将来的に独立や店舗の運営管理者として働くことを希望している場合は、ショップディレクターやファッションアドバイザーとしての知識が求められる1級の資格取得をおすすめします。
受験日程は3級、2級が年2回(7月と12月)、1級が年1回(1月または2月)。
受験地は1級が東京、2級、3級は協会指定の会場または教育機関となっています。
さきほどご紹介した「販売士」は”小売業界全体”に目を向けた資格になっているのに対し、
「ファッション販売能力検定」は”アパレル業界”や”ファッション”に特化した資格となっています。
いますぐにでも取得したい!!将来にでも役立つ資格「色彩検定」
色彩検定は色に関する幅広い知識や技能を問われる資格です。
色彩検定の知識は、ファッションの幅が広がり、コーディネイトする時に必ず役立つ資格と言えます。
もしファッションセンスにあまり自信がない方やワンランク上のおしゃれを目指している方にはおすすめしたい資格です。
「色彩検定」はインテリア、ファッション、グラフィック等のいわゆるデザイナーと呼ばれる人達から、販売、企画といった一般的な職種の人達までを対象にしています。
色彩検定には1級から3級まであり、色に関する様々な知識が問われます。
色彩検定2・3級は年に2回、1級は年に1回試験が実施されます。
色彩検定3級では色彩学の基礎的な知識を理解しているレベルです。
色彩検定2級は基本知識に加えてビジュアルやプロダクトなどの専門的な事柄を理解しているレベルです。
色彩検定1級まで進むと、色彩の専門的な知識と技能が必要とされるレベルを問われます。
「色彩検定」は「色」にまつわるあらゆる知識や技能を持っていることを証明する資格です。
この資格があると、色の働きや心理的効果、配色の技法、ファッションやインテリアの色彩に関する基本的な知識を持っているとみなされます。ファッション関係の仕事に携わる人に人気の高い資格です。
アパレル販売員は、お客様にコーディネートの提案をする機会も少なくありません。
自分のセンスや経験以外に、色彩の持つ特性を正しく理解し効果的な配色やデザインなどを理論的に説明できる知識があれば、よりレベルの高い提案をお客様にすることができ、「この人から買いたい」と思ってもらえる機会も増えるでしょう。
また、店頭ディスプレイを考えるときなどにも、「色彩検定」の知識がとても役立ちます。
色彩の知識を活かせるところは実にたくさんあります。
資格取得後はアパレル業界をはじめ広告業、商品開発、インテリア・建築、セラピー、など、さまざまな分野で色の知識を仕事に活かすことができます。
販売スキル関連の資格と併せて取得したい資格といえるでしょう。
いかがでしたでしょうか?気になる資格はありましたでしょうか?
アパレル販売員は未経験からでも、その人の努力や実力で評価されることも多いため、資格取得が必須ではありません。
しかし、働いていくうちに、経験やセンスでは補えない部分が必ず出てきます。そこを資格取得により、正確で豊富な知識で補い合うことができれば、自信に繋がり生き生きとした姿でアパレル販売に従事することができるようになるでしょう。
資格取得を通じて、ただ知識・スキルを得るだけというものではなく、生き方そのものを前向きに捉えましょう。自身の意識が前向きに変わることにより、周囲の見る目も変わり、好循環が生じて来るはずです。そしてそれに伴い、周りと差がつき自身への高評価、収入アップにつながれば嬉しいですよね。
資格を取得する為には専門学校のファッション科や服飾科などに通学して学習する人もいますが、働きながら通信教材など利用して独学で資格取得を目指す人などさまざまです。
何かを変えてみたい、何かを始めてみたいと思ったら、まず一歩を踏み出してみましょう。
まずは通勤途中の隙間時間を活用して、自分に見合った資格の学習を始めてみませんか。
今の自分より成長できる様に、すばらしい目標や夢に向かって、資格取得を目指してみましょう。
キャリアアップ・スキルアップした輝かしい未来の自分に出会える日が来るでしょう。